テレワーク実施から1年7ヶ月が経過しました。2021年11月の日本では感染者数が落ち着きをみせ、日常生活の回復の動きが目立つようになってきましたね。
さて、今回の記事ではN2iのテレワークに関して実施したことを振り返りながら、メリット・デメリットとこれからの動きをまとめてみました。
リモートワークの推進はしておらず
コロナ前から働き方改革の1つとして話題を集めいていたリモートワーク。いくつかのITベンチャー企業では、全社員フルリモートワークすることを決定し注目を集めたりしていましたね。
では、N2iはどうだったかというと、リモートワークを反対とまでは言いませんが、推進はしていませんでした。2018年8月にはこんなこと書いてます。弊社は2017年5月創業なので、創業してから約1年の時期ですね。
リモートワークを推進していなかった理由は主に3つだったようです。
- 模索をしながらの時期は、すぐ声をかけることのできる状態でいたい
- 雑談からイノベーションが偶発的に生まれることがある
- マネジメントスキルが高くない
とはいえ、メンバーの中には、家庭の事情でリモートワークでなら勤務できるが、出社しての勤務は難しいといったケースも発生していました。そのため、何らかの理由がある場合は在宅勤務を許可するという臨機応変な対応をしていました。
緊急事態宣をきっかけにフルリモートに
2020年の冬からじわりじわりと感染者数が増え始め、緊急事態宣言やロックダウンという言葉が現実味を帯びてきました。
その当時のN2iは、営業チームは東京に拠点を構えており、また開発チームもお客様との打ち合わせに名古屋と東京を行ったり来たりという状態。
出社してリアルでのコミュニケーションを大切にしたい気持ちは強かったようですが、2020年4月7日の緊急事態宣をきっかけに、フルリモートを推進することになりました。
N2i のリモートワーク9カ条はどうなった
2020年4月にフルリモートに踏み切るにあたって定めたリモートワーク9カ条は、今も、全社員の勤怠ルールとして活用されています。Slackリマインダーを設定し、全社員が確認するスレッドに表示されるようにしてあります。
9カ条の内容については、社会や自社の状況の変化にあわせて少しずつバージョンアップを繰り返してきました。
リモートワークのメリット・デメリット
フルリモートワークに切り替え感じたメリットは以下のような声が中心でした。
- いろいろなバックグラウンドを持つメンバーと働けるようになった
- 効率的に働けるようになった
- 通勤のストレスがなくなった
フルリモートワークに切り替えていたからこそ、メンバーの結婚や出産などのライフイベントにも対応しやすかったのではないかと思っています。
エンジニアが結婚を機に香川へ引っ越しをしたり、
清水が出産したり、
1年7ヶ月の間に、フルリモート実施前では予想していなかった、いろいろな出来事がありました。
しかしながら、デメリットとしてコミュニケーション不足を訴える声もあがっていました。
これからどうするのか
2021年11月の日本はコロナ感染者数も落ち着きをみせ、出社を推進する企業も増えてきたようですね。では、N2iはどうするのか?といいますと、月1回の出社推進日を設けたり、出社したい人は出社しても良いという柔軟なスタイルを選択しています。
忘年会もコロナ前とは違い、オフィスで軽食とお酒を楽しむか、オンラインで参加するか、どちらかを選ぶスタイルとなるようです。
米欧では感染者数が急増するなど、会社としての判断が難しい状況が続きそうですが、コロナ禍でも日常生活が回復したとしても、開発やセールスを止めず、生産性を下げず、誰もがチャレンジできる世界をつくっていきましょう!