こんにちは、PMの山中です。N2i は現在、インフラエンジニアを採用強化しています。
まもなく設立4周年を迎えるN2iは、社員も30名となりました。そんな中、「実務未経験可」という条件でインフラエンジニアを募集することになりました。
SREに興味がある、あるいは取り組みたいエンジニアさんであれば、なぜ実務経験を問わないのか、今日はそのわけをまとめてみます。
N2iが設立からこれまでにやってきたこと
N2i の設立は2017年5月。まもなく4周年を迎えます。
この4年間は、「MOCHICA」や「面接コボット」といったHRテックサービスの共同開発や、AIシステムの概念実証(PoC)、AIエンジンの構築、Webアプリの受託開発などを行ってきました。
現在は、クラウド電話システムの「バトンタッチ」、日程調整の自動化ツール「ノリスケ日程調整」といった、ビジネス用途向けのSaaSを自社で企画・開発しています。
開発チームは20名のエンジニアが在籍する規模になり、だんだんとエンジニアの専門がはっきりしてきました。
アプリケーションに求められるニーズの変化
N2i では、設立から2〜3年目までは、全員がフロントエンドもバックエンドも行う、フルスタックエンジニアに近い状況で奔走してきました。
幅広い知識と豊富な経験を持つエンジニアが、それぞれの得意領域をメインに担当しつつも、事実上フルスタックエンジニアとして活躍していました。
会社側から見たフルスタックエンジニアの強みは、「人件費が抑えやすい」ことと「開発スピードが早い」こと。
少数精鋭といえば聞こえがいいですが、N2i のこれまでは、エンジニアに多分に甘える形で、要件定義から実際の開発までをワンストップで実施し、いわゆる創業期を乗り越えてきました。
しかし、会社が成長するにつれてWebアプリやサービスに求められるニーズも徐々に変わってきました。
開発したWebアプリの利用者数や、開発するアプリ数の増加にともない、専門性を生かしながらチームで開発する必要性が出てきたのです。
そこで、エンジニアの資質や経験、将来設計を考慮しながら、フロントエンド、バックエンド、PMなど、徐々に専門性を確立する方向に組織形態を整えてきました。
各エンジニアの専門が明確になり、新卒で入社した若手エンジニアが最近マネージャーに昇進するなどの結果が出始めたのですが、同時に、インフラエンジニアとして稼働してもらえる人材の育成と確保が課題であることが明確になりました。
インフラエンジニアの必要性を痛感
そんな時期にN2i に参加してくれたのが、経験豊富なインフラエンジニアのOさんです。
Oさんは、フルスタックエンジニアからの業務の切り分けだけではなく、フロントエンド、バックエンド、PMともミーティングを繰り返し、業務改善や相談しやすい仕組みを構築してくれました。
PMとして実際にインフラエンジニアと連携することで、私自身Oさんに「もっと早く出会いたかった!」と切実に思わされました。
インフラについて、個人で得られる知識の限界や経験不足はやはりあり、もっと良い解決方法があることを知らなかった自分たちを認識することとなりました。
「インフラ運用のエキスパート」ではなく「SRE」を目指してほしい
インフラ環境が整うにつれ、開発の底上げには成功したのですが、エンジニアチームはまだまだ満足していません。
インフラ環境の自動化や、更なる安定稼働を目指してチャレンジしていきたいことが、やればやるほど出てきている状態です。
そこで、インフラエンジニアを募集することとなりました。
通常エンジニアの求人は即戦力となる経験者が求められることが多いのですが、今回の求人では敢えて経験者に限定していません。
その理由をOさんに聞いてみると、
基本的なエンジニアのスキルは必要です。しかし、N2i のインフラエンジニアは、スタートアップで変化にスピーディに柔軟に対応していく姿勢というか覚悟が必須。
そのため「インフラ運用に興味があって、学びたい」「スキルを磨きたい」「SREを目指したい」「改善したい」という意欲を強く持っていることを重視しています。
インフラ運用のための知識や技術は私が教えられると思います。その点では安心してください。私もSREとしてはまだまだですし、一緒にSRE「チーム」を作っていきましょう!
とのことでした。
クラウド化が進む現在、インフラは大きく進化しており、将来性のある分野です。
経験豊富なインフラエンジニアとチームを組み、独学では絶対に身につかない現場感や考え方などを働きながら学べるチャンスは少ないので、気になる方はぜひご応募ください。
まとめ
N2i は、会社自体が急成長をしている段階です。
会社組織として、十分に整っていない面もありますが、いろいろなチャレンジができる機会と捉えて「インフラ運用のエキスパート」ではなく、SREを目指していただけるエンジニアに参加してもらえたら嬉しいです。
カジュアル面談も歓迎なので、少しでも興味のある方はぜひご応募くださいね。
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