篭橋です。本当に久しぶりのエントリーです。
N2iは10月をもって、6期に入っています。(4年と5ヶ月)
Webアプリ・AIエンジンの受託開発から始まり、自社サービスであるノリスケ採用管理、株式会社ネオキャリア様とmochica※1、ディップ株式会社様と面接コボット※2と国内有数の企業様との共同開発させていただき、無事6期を迎えることができました。
ありがとうございます。
現在、N2iの主軸事業はこの共同開発のHR事業となっています。2つのサービスは、2社の強い営業力と戦略によってどんどんシェア拡大しています。我々もサービスが新しいフェーズに入っていく中で、スピード感と安定感を意識し開発させていただいています。
1年半前の2020年4月から取り組んでいた新規事業である「バトンタッチ」は10月31日をもって、サービスクローズしました。
我々は創業から自社サービスがうまくスケールさせられていません。
ですので、新規事業の辛さ、怖さ、そして、スケールしているサービスの凄さを人一倍感じています。
新規事業は本当に難しい。
「小さくつくって、大きく育てる」の基本原則が頭でわかっていても、進んでいく時間の中で小さく検証して失敗と成功を繰り返すことが難しい。結果的に大きくつくってしまったり、課題の解決にならない価値のものを提供してしまう。
細かい反省点などはまた次回考察を書くとして、今回は事業責任者(プロダクトオーナー)の熱量と世界観(ストーリー)について書きたいと思います。
新規事業を進めるにあたって、0→1という表現をすることもあり、既定路線が全くない。いわば、大海原で道を作るイメージ。どのルートで道を作ることもできる。答えがありそうで、無いプロジェクトである新規事業開発では、挫けそうになるシーンが多々あります。
例えば、想定していたペルソナと実際のペルソナが徐々に乖離し始めて、せっかく開発したものや進めていた方向性が意味のないものになってしまう。本当にマーケットはあるのか、自分が考えていた課題にニーズはないのではないか。
SaaS系のtoB商材ならは、せっかく当てはまる企業がいても、セキュリティ要件が強く、半受託になってしまう。これでは、スピードは半減し、他社に追い越される。
3歩前進して2歩下がる、みたいなことが毎日起こる。もうダメなんじゃないか。と思うときがあります。
ここで必要になってくるのは、数値の裏付けなどではなく、プロダクトオーナーの事業に対する熱量です。
このサービスが大好きで、社会で価値が出るサービスだと思う熱量がサービスをPMF(プロダクトマーケットフィット)させ、スケールさせます。執念に近い熱量です。
その熱量がサービスの世界観を作り、ストーリーを作ります。時に市場を作っています。
私は今までその熱量を持って、いなかったのではないか。
今一度、新規事業を自分で作ろうと今取り組んでいます。
自分が生涯寄り添える事業こそ、その熱量を持てると思い、「自分の心がときめく」を事業構想の軸に進めています。
私以外にも、N2iでは5人で合わせて、7つの新規事業の構想をおこなっています。
次の軸となる自社サービスの芽をこの6期で作りたいと思っています。
1人1〜2案の事業を1人でMVPからSEED期まで実行し、どれか1つの事業の芽を出すようにチャレンジしています。
ビジネルモデルの実現可能性などの検証や、マネタイズの試算を行なっていますが、
迷った時、やはりプロダクトオーナーの熱量が良い方向に意思決定されていると思います。
新規事業の成功率は千三つ(0.3%)といわれている中で、この熱量が成功に導くと考えています。
また、我々は「誰もがチャレンジできる世界をつくる」を軸に、さまざまな事業構想にチャレンジしていきたいと思っています。
社内からでも、社外の方でも、一緒に新たな事業を作りたい!という方はウエルカムですので、お声かけください!
我々が参考にしている新規事業の書籍
フェーズごとにやるべきこと、落とし穴が書かれています。
Kago
※1 MOCHICAは、株式会社ネオキャリア 様のサービスです。N2iでは、ネオキャリア様と共同でMOCHICAを開発しています。
※2 面接コボットは、ディップ株式会社様のサービスです。N2iでは、ディップ株式会社と共同で面接コボットを開発しています。