コンサルタントと聞くと、高級なスーツを着て颯爽と歩き、数字を分析しながら、カタカナことばを多用して小難しいアドバイスをする人、というイメージがあるけれど、一体全体どんな仕事をしてくれるのかわからない・・・そう思っているのはきっと私だけではないはず。
最近、N2iの新規事業責任者となった加藤と話をしていたところ、ひょんなところからコンサルって何?という話になりました。
今回のサブスクラムでは、豊富なコンサル経験のある加藤にコンサルタントにはどんな仕事を依頼できるのかを聞いてみました。
コンサル会社にはどんな仕事を依頼できるの?
編集部:早速質問です!コンサル会社には一体全体どんな仕事を依頼できるのでしょうか?
加藤:コンサル会社には、企業が抱えている課題の解決を依頼できます。
編集部:課題…ですか。
加藤:はい、そうです。課題といってもそのテーマもレベル感も様々ですよね。私の場合、結論から言うと「できるところ」からコンサルとして課題解決のお仕事をさせていただいてきました。
例えば、
- コンサルが何をしてくれるのかわからない企業には、何をして欲しいのかを明確にするための壁打ちを、
- やりたいことはあるけれど、その方法がわからない企業には具体的な行動計画を、
- 方法はわかるけれど、実行できる人材がいない企業には人材育成が必要なのか、外部採用の方がよいのか、あるいはマネージメントの問題なのかを明確にして具体策を提案する、
といったことをしてきました。
編集部:なるほど。会社の状態に合わせて課題解決への具体的な行動が起こせるようサポートしてくれるんですね。
なぜコンサルタントに仕事を頼むの?
編集部:具体的な行動が起こせるようにサポートをしてくれるのはありがたいのですが、費用をかけてまで、なぜコンサルタントに依頼する必要があるのでしょうか?
加藤:これはもうズバリ、1番の理由は「時間をお金で買える」からです。
編集部:時間をお金で買う?
加藤:はい。コンサルタントに頼まずに社内の人員のみで行った場合の半分の期間で同じ成果を出したり、場合によっては3分の1の時間で目標に到達できることも多々あります。
売り上げアップなど、緊急な課題であればあるほど、社内だけでやるよりもコンサルタントに依頼した方が成果が出やすい環境を作ることができるんですよ。
編集部:なるほど。社内に経験者がいない場合、1つ1つ勉強して試してを繰り返しては時間がかかり過ぎてチャンスを逃してしまうこともありますね。
加藤:成果が出るまでの期間を短くできれば、人件費や経費の節約にもなります。
編集部:だから、コンサルタントに依頼するのですね。
コンサルタントに依頼するには何から始めるべき?
編集部:コンサルタントに依頼するメリットは理解できたのですが、何から始めたらいいでしょうか。コンサル会社も大小さまざまあり過ぎて選択が難しいと感じてしまいます。
加藤:おおよその課題の傾向がわかっていれば大丈夫ですよ。
採用や離職、マネージメントに課題感のある場合は採用コンサルや、人事コンサルに、
課題の発見や業界特有の課題にお悩みの際は経営コンサルに、
実際に手を動かしてくれる人がいない場合は中小企業向けの実働可能なコンサルに、
と言った具合です。
実は、課題が明確になってない状態の企業も多いので、曖昧な状態でも何でも相談してもらえばいいんですよ。
編集部:そうは言っても、見当違いの会社に相談してしまっては申し訳ないと思ってしまいます。
加藤:コンサルティングと聞くと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、困ったらまずは相談してみるといいと思います。
とはいえ、コンサル会社でも対応できないことはあります。力になれない相談の場合は、力になれそうな外部人材を紹介し、チームを組んで対応に当たる場合もあります。
例えば病院の場合、まずは内科で診てもらって、それから耳鼻科を紹介されることもありますよね。そんなイメージをしていただければ。気軽に相談して大丈夫ですよ。
編集部:そうなんですね。安心しました。
診察科が曖昧な状態でお医者様に相談しても怒られないのと同じですね。
加藤:はい。特に中小企業向けの実働可能なコンサルタントは町医者のような存在と言えるかもしれません。
ただし、自分に合う病院選びのコツがあるように、コンサルタント選びにも多少のコツはあります。次回は、コンサル会社を選ぶのコツをお話しましょうか?
編集部:面白そうですね。ぜひ、お願いします!
まとめ
- コンサル会社は課題解決に向けて具体的な行動が起こせるようサポートしてくれる
- 緊急な課題であるほど活用する価値がある曖昧な状態でも相談して大丈夫
コンサル会社にどんな仕事が依頼できるかご理解いただけましたか?
次回は、コンサル会社選びのコツがテーマです。ぜひお楽しみに!