N2i ジャーナル

名古屋と東京を拠点に活動するITベンチャー N2i がIT・ビジネス情報をお届けします

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メンバーが感じている課題を共有することで、チーム間の対立をなくす施策を始めました。

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こんにちは。N2i COOの清水です。

最近、「バトンタッチナウ」という新しい社内施策を始めました。

これは、Slackのワークフローを活用し、業務終了時に、メンバー各自が以下を投稿するというものです。

  • 「本日の心の模様を天気で表すと?」
  • 「本日の作業」
  • 「良い話」
  • 「悪い話」
  • 「改善の話」
  • 「ひとこと」

参加メンバーは、現在立ち上げ中のバトンタッチに関わっているメンバー全員です。

バトンタッチナウを始めた目的は?

みなさんの会社にも、セールスチームと開発チームのように別々のチームの間に溝があるといったことはありませんか?

実は、バトンタッチチームにもいつの間にか溝ができてしまっていて、これを改善することを目的に今回の施策を取り入れました。

バトンタッチナウを提案・構築したPMの吉野にバトンタッチナウに込めた思いを詳しく聞いてみました。

 

――バトンタッチナウを提案した理由を教えてください。

バトンタッチナウを運用する前のチームは、お互いのチーム間で不満が溜まっている状況でした。

しかし、実のところ、チームのリーダー同士はプロダクトの課題を握っていました。

 

――そうなのですね。なぜチーム間の対立が生まれてしまったのでしょうか?

まず、セールスチームと開発チーム、そしてCSチームやPOは、各々個別に情報や課題を持っており、これは自分のチームの中では密に情報共有されていました。また、先ほど話したとおり、チームのリーダー同士も密に情報交換をし、課題は共有できていました。

しかし、問題は各メンバーの抱えている課題がチームを超えて共有されていかなかったのです。そのため、「他のチームは自分たちの課題感をわかってくれていない」という小さな不満が発生し、それが徐々に大きくなってしまったのです。

チームはひとりひとりのメンバーが集まることで作られています。それぞれのメンバーの不満がチームの不満へ昇華してしまい、とうとうチーム間の対立問題に発展しました。

 

――なるほど。本当は全員同じ方向を向いていたのに、コミュニケーション不足が対立を招いたのですね。

そうなのです。だから、各メンバーの置かれている状況や考えていることが把握できる場所をつくることで、この対立が解決できるのでは?と思い、バトンタッチナウを作りました。

作成時にはKPTのフレームワークを利用し、良かったこと(Keep)、悪かったこと(Problem)、改善点(Try)を投稿できるようにしています。

また、各メンバーは、意識的に他のメンバーの投稿に対するアクションやコメントをするようにしています。

 

バトンタッチナウの効果

バトンタッチナウを運用し始めてから、コミュニケーション量が格段に増え、雰囲気が良くなりました。ちょっとしたことで感謝を伝えあったり、課題に思っていることを投稿したりすることで議論が深まっています。

バトンタッチチームのセールスと開発の対立は、各メンバーが相手チームに自分たちの課題を理解してもらえていないと感じたことに起因しています。皆さんの会社のチーム間の対立も、お互いの課題を見える化し、コミュニケーション量を増やすことで解決できるのではないでしょうか?

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