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COOという役割について本気出して考えてみた

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こんにちは。N2i COOの清水です。懐かしさを感じる題名です!ピンとくる人は私と同世代ですかね(笑)

COOに就任して、はや1年弱になります。その間に産休も挟んでいるので、実質半年くらいですが。

この1年弱「COOは何をする人なのか?私は何をするべきか?」をずっと考えてきて、いまだにまとまっていないのですが、一度アウトプットしてみました。

一般的なCOOの定義

COOはChief Operations Officerの略で、和訳すると最高執行責任者となります。
「執行」という言葉があまりに汎用的な意味を持つため、COOの役割は幅広い解釈があります。定義をネットで検索をしても、本当に多種多様な解釈がありました。
例えば

  • CEOが決めた方針を執行する人
  • トップラインのサービスを伸ばす人
  • CEOの方針を理解して、現場に落とす人

などなど・・。

これは他のCTOやCFOなどのCXOと比較しても、かなり曖昧な役割と感じます。

N2iでのCOOの役割

今の私の業務は大きく分けて、新規事業開発とコーポレート業務全般になります。特にコーポレート業務に関しては、評価制度やIPO関連、新卒採用などを中心に実施しています。

しかしながら自社サービスのバトンタッチはCEOが推進しています。この辺りは「COO = トップラインのサービスを伸ばす人」という役割の定義から外れています。

これは、以下のN2iの背景に起因します。

  • N2iは単一サービスの会社ではなく、複数のサービスを提供する会社である
  • CEOが営業出身である

上記より、トップラインのサービスを伸ばすことをCEOが担い、そこではない部分をCOOが担うという役割分担になっています。

これが「単一サービスのみの会社」や、「もっと成熟した企業」または「CEOがエンジニアの企業」では、COOの役割が違い、おそらくトップラインの成長に責任を持つ人であったのではないかと思います。

やはりCOOの役割は、所属している組織やCEOの特性によって定義されるものとである考えられそうです。

まとめると、「N2iのCOOはCEOと役割分担して、会社をグロースさせる責任を持つ人」であり、この役割分担は一般的な定義から外れる部分もありますが、CEOの特性を踏まえ、お互いの得意分野で役割分担をするのが、今のフェーズでは最適と考えています。

私が考えたCOOの役割のまとめ

私が考えているCOOの役割は「三遊間プレイヤー」のようなイメージかもしれません。つまり、誰がやるか不明な業務を担当する人になります。

COOが別名でChief Other Officerと呼ばれているのは、まさにこの特性を表現していると思います。組織で必要とされているがやる人が明確に決まっていないタスクをやるということですね。

そしてもう1つは、CEOの意思決定のサポートをしつつ、それを実現する動きです。会社が成熟していない間は特に「CEOの意思決定のサポート」が重要です。何よりも、CEOが考えていることを理解することが求められていると思います。

得てしてCEOは言葉足らずというか、思考が飛躍する方人が多いので(笑)、なぜその考えに至ったのかしっかりと理解し、それでも自分の意見との相違点場合は、話し合いをする中で着地点を見つけようと思っています。

以上が、この1年で考えたCOOの役割でした。とはいえ、まだまだ新米のCOOなので、今後、業務を進める中で色々考えも変わると思います。自分の役割は何か?何をするべきなのか?を常に考えて進めるようにします。

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