こちらのブログではご無沙汰です。PMの福島です。
3/3(金)Meets Professional #5を開催しました。
5回目となります今回は『エンジニアリング組織論への招待-不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング-』著者である広木大地さんをお招きし、仕事を進める上での不確実性への向き合い方についてお話を頂きました。
MeetsProfessionalとは
N2i社員の個々の価値が上がる体験を増やし、組織全体をアップグレードする一環として2022年11月より開催しています。
このイベントは、各種業界で活躍されているプロフェッショナルな方々をお招きし、これからのキャリア、ビジネス論、仕事の考え方、組織論などを教えて頂く社内勉強会です。
より多くの方に参考にしていただければと一般公開もしております。
これまでに、デジタルハーツホールディングスCTOの城倉氏、UTAHA CTOの富永氏、ディップCTOの豊濱氏、ソニックガーデンの伊藤氏をお呼びして4回開催しており、今後も第一線で活躍する方をお招きするイベントとなっております。
↓これまでのMeets Professional↓
<まとめ>Meets Professional | N2i Blog
今回の登壇者 株式会社レクターCEO 広木大地さん
広木さんはmixiでエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、その後エンジニアリングにとどまらず、組織マネジメントや経営に携わり、「技術」と「経営」との間にある多くの問題を実感し、自身の経験を社会に還元するため、独立。
様々な技術組織の支援をされるなかで、『エンジニアリング組織論への招待』を執筆。
現在は、朝日新聞社 社外CTOやグッドパッチの社外取締役としてもご活躍されております。
「不確実性」とは?
著書のサブタイトル『不確実性に向き合う』の部分に焦点をあて、お話しを頂きました。
特に前半は、仕事を進める上で「不確実性」とどのように向き合い減らしていくのか、そもそも「不確実性」とはなんなのか?「不確実性」が目の前に現れた時の人の行動原理について具体的な身の回りの事例を交えてご説明を頂きました。
普段業務を進める上自分や相手の反応について、体型的に振り返る事ができ「なるほど」の連続でした。
後半は「不確実性」の特性を理解した上で、マネジメント技法や「心理的安全性」と「仕事の責任」など、チームや組織の動きや特性についてご説明頂きました。
改めて、組織を率いたり、マネジメントをする際に、今回ご説明頂いた考え方をインストールして動けると良いなと感じました。
組織のリファクタリング
参加者からの質問の回答の中で、広木さんから
どんどんコンピューターが仕事の中に入っていく中で、半導体に仕事してもらうか、人間に仕事してもらうかっていうことはちゃんとフラットに議論して考えなきゃいけない時代にどんどん今変わってってると思っています。その中で今までの組織論というのは、人間が人間に指導し、人間が人間のために遂行するためのものであり、コンピューターのコの字もない状態で定義されているものなんですね。だけど、僕からしたら、この問題を解決するのをコンピューティングリソースにするか、それとも人間がやるかっていうのは、比較的フラットに考えなきゃいけない問題だと思っている。
というお話があり、今話題のChatGPTの進化を目の当たりにしている我々としては、改めて組織をリファクタリングする良い示唆になったのではないかと考えます。
※リファクタリングとは、
既存のコードを改善することで、コードの品質を高め、保守性や開発効率を向上する作業のことです。つまり、同じ機能を実現するコードでも、より良い品質になるように改善することで、より安定的で柔軟性の高いプログラムを作り上げる作業です。
最後に
『エンジニアリング組織論への招待』は、PMやエンジニアの必読書と認識しておりましたが、全ての仕事をする人の必読書という認識に改める必要があると感じ、今回著者の方から直接お話しを伺うことができ非常に心地の良い疲労感を感じる時間となりました。
今後もMeetsProfessionalでは、プロフェッショナルな方をお招きして、貴重な経験やキャリアのお話しを教えていただく予定です。みなさまの参加をお待ちしております。
N2iでは一緒に働く仲間を募集しております。