こんにちは、my GAKUYA運営メンバーの川島です!
これまでBtoB事業を主軸に取り組んできたN2iですが、RaaSというビジネスモデル で一般消費者向けのサービスを提供し始めました。
とはいえ、企業側とエンドユーザーをマッチングさせるプラットフォームビジネスではあるのですが、今までのto B向けシステム開発・販売と違い、一般の消費者に対して、どうすれば提供する商材の魅力が伝わるのか試行錯誤しています。
その中で、my GAKUYAのコアコンセプトである「ジェンダーレス」についての説明をさせていただきます。
なぜ今、ジェンダーレスが注目されているのか?
一般消費者に共感を得やすく、社会的にもインパクトのあるビジネスに共通しているのが、「社会課題」を解決するサービスです。
例えば、フードロスを解決する食材のマッチングサイトや、地球温暖化を考えた電気自動車など、社会問題にコミットするような事業は、一般消費者からの理解や支持も得やすいカテゴリーです。
そして、my GAKUYAのテーマである「ジェンダーレス」。
自身の性の認識について、これまでにあった「男」と「女」以外の属性を持っているという考え方をやっと認められるようになってきたのがつい最近ですね。
それぞれの性認識や性を認識しない人もいるという理解が深まり、それに伴ってLGBTQのイベント開催や「女性専用」や「男性専用」など、ユーザーの制限に変化が出てきました。
これまで表面化してはいなかっただけで、当事者には大きな問題だったのです。
トイレは男性トイレ・女性トイレどちらに入るのか、
病院の問診票に自分の性別は男性・女性どちらで書くかなど、
自分自身の一部を偽らなければいけないのは辛いはずです。
だからこそ、注目を浴びるようになった「ジェンダー」に関する社会問題をメディアが多く取り上げるようになりました。
「ジェンダーレス」の消費者による需要
「ジェンダー」に関する社会問題が取り上げられるにつれ、「ジェンダーレス」をコンセプトにしたサービス、プロダクトも多く登場しました。
例えば、ランドセル。
以前は、男の子といえば黒、女の子といえば赤が当たり前とされていました。
しかし、最近の小学生のランドセルは本当に様々です。好きな色・好きなデザインは人それぞれ。
茶色や黒など渋い色から、ブルーやピンク、紫といったカラフルなものまで、性別関係なく自分の好きな色やデザインを自由に選べるようになりました。
男女という「ジェンダー」で区別するのではなく、個人の好みを尊重した個別性をより持たせたものが現在の主流です。
茶色に明るい赤の刺繍があったり、ブルー系だけれど男らしすぎなかったり、
性別関係なく、誰もが使いやすいマルチなデザインが多くなりました。
業界ごとのジェンダーレス事例
1.娯楽業界
男性の更衣室にも化粧水が置いてあるスーパー銭湯が増えてきました。
女性だけでなく、みんな肌は乾燥しがちなのです。
男性スキンケアについてサービス化したスーパー銭湯は、アメニティの充実さで一般消費者からの支持を得ています。
お風呂上がりに保湿・ケアをするために化粧水や乳液を置くスーパー銭湯があります。
RAKU SPA GARDEN 名古屋
〒465-0097 愛知県名古屋市名東区平和が丘1丁目65−2
湯のや 天然温泉 湯吉郎
〒452-0916 愛知県清須市下河原 下之切1110−1
2.ファッション業界
ユニセックスな洋服デザインが増えてきたり、店頭でもユニセックスデザインのゾーンが作られたりしています。
女性が男性の服を着たり、男性が女性の服を着たりと、洋服の購入者のターゲット層が広がりつつあります。
「ユニセックス」という文字があるかないかで、レジへ持っていきやすいかはかなり変わるのではないでしょうか。
また、最近はユニセックスなデザインが好きという方も多く見られるので、ブランドのファン化というところも目指せます。
3.飲食業界
ジェンダーレスな制服を取り入れている企業や学校も見られるようになりました。
男女で共通したデザインにすることで、性別のシンボルになるような、既存の制服へのイメージを変えました。
ネットニュースでも取り上げられ、企業の取り組みとして一般消費者からの企業イメージもさらに向上したようです。
化粧品業界でのジェンダーレス
最近、特に「ジェンダーレス」意識が高まっている業界は化粧品業界です。少しネットで”ジェンダーレスコスメ”と調べれば、
いろんなコスメアイテム(スキンケアとメイクアップ)が出てきますよね。
ジェンダーレスコスメの特徴は前の記事で書いた通り、男性も女性もどちらも使いやすい本当にいい成分と、性別を選ばないスタイリッシュなパッケージでできたコスメです。
そもそも、男女の肌に差はなく、
男女みんな肌が乾く!
性別関係なくシミもできる!
人間年齢を重ねればシワになる!
そんな、明快な事実に対して、
これまで、性別という固定観念が強く存在していました。
そこを払拭するために、「ジェンダーレス」というワードで
性別なんて関係なく、誰でも使いやすいコスメを目指す商品が増えてきました。
男がメイクをする文化
男性に本当にスキンケアやメイクアップという「コスメ」の需要があるのか?
答えは、あります。
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの会社がリモートワークを始めました。
ここで、日々のビジネスシーンで変わったことが大きく2つ挙げられます。
・マスク生活
・リモートによるオンライン商談
「毎日マスクをつけると内側が蒸れて、肌荒れを引き起こした。」
「リモートで初対面の人とオンライン商談をする。オンラインになったことで、印象の作り方に苦労した。」
男性からは特にこんな意見を頂きました。
以前からポツポツと芽吹いていたジェンダーレスコスメ市場でしたが、新型コロナウイルスをきっかけに男性からのコスメ需要がグンと伸び、一気に拡大しました。
綺麗になるための目的はそれぞれ違えど、性別によらず美しさを作る、
そんな世界を目指すブランドが増えています。
ジェンダーレスビジネスのポテンシャル
性別に特定しない「おしゃれ」の仕方としてジェンダーレスを提唱したサービスが増えてきていますが、スキンケア、メイクアップだけでなく、洋服のスタイルや、香りなどリテールを中心に、多くの分野で性別でターゲットを限定しないものがどんどん出てきています。
女性顧客を多く占める企業が、新しく男性にもアプローチできるようになれば、顧客が増えて企業メリットは大きくなります。
また、消費者にとっても選択肢が広がり、企業に対しても良いイメージをもつと思います。
私たち、my GAKUYAがセレクトしているのは、子ども・大人・女性・男性といった、年齢や性別も関係なくボーダレスに使える
「ジェンダーレスコスメ」× 知るひとぞ知る「新しい美容ブランド」を中心とした、
ニュースタンダードな商品です。
今後もmy GAKUYAは「make new standard」を目指して、
サービス展開をしていきます。