高齢化が進む日本。
介護を必要とする高齢者も増加する一方で、介護人材が不足しています。
この人材不足を解消するものとして、AIを活用した介護ロボットが期待されています。
アイオロス・ロボットが日本上陸
海外で話題になっていたヒューマン支援ロボットが今夏、日本に上陸するそうです。
米サンフランシスコを拠点に置く「Aeolus Robotics」(アイオロス・ロボティクス)社が開発した自律型ロボットで、その名を「アイオロス・ロボット」といいます。
アイオロス・ロボットがこれまでの介護ロボットとひと味違うのは、人、顔、モノ、テキストなど、周囲の環境・情報を学習・認識できる非常に優れた「AIビジョンセンサ」を搭載していおり、なんと、人が後ろ向きになっていたり、横たわった状態でも同一人物であることを認識するそうです。
その他、「空間認識機能」、「生体信号検知機能」、「音声認識機能」などのAI関連技術をふんだんに搭載しています。
エレベーターにも乗れる!
人間と同じように、ボタンを押してエレベータを呼び、行先をボタンで指定して自分で階を移動することができるそうです。 人間に近づいているのを実感しますね。
作業に最適なロボットハンドを自分で交換することができる
2つのロボットアームと車輪を用いて、モノを床から拾い上げ、適切な保管場所に置くなど、人の生活における様々な作業をサポートすることができます。
それに加えて、作業に最適なロボットハンドを自分で交換することができるんです!
レンタル開始は2019年8月
アイオロス・ロボットは、月額15万円でレンタルをすることができます。
介護施設で日用品や食事、洗濯物などを運んだり、空港・ホテル・レストラン・病院などの公共施設でパトロールをしたり、配達などの業務をサポートするヒューマン支援ロボットとして、2020年までに10万台の普及を目指しているそうです。
介護業務は、入浴介助や排泄支援、食事介助など非常に多岐に渡りますが、これらの業務を「人間にしかできないこと」と「ロボットでもできること」に分けて介護者の負担を減らせるようになるといいですね。
こちらでロボットが動く様子が紹介されていますので、是非ご覧ください。
近い将来、エレベータでアイオロス・ロボットに遭遇することを楽しみにしたいと思います。