今年もはや3月に突入。花粉シーズン真っ只中となりました。
私もご多聞にもれず花粉症の診断を受けており、この季節に入ると、鼻水や頭痛がひどくなる前から、潔く薬を飲むようにしています。
ところでみなさんは、花粉の飛散開始やインフルエンザなどの感染症の流行をどのようにチェックしていますか?
奈良先端科学技術大学院大学の「花粉症ナビ」
ニュースはもちろんですが、ツイッターの発言から花粉症の流行を推定するソフト「花粉症ナビ」が奈良先端科学技術大学院大学から提供されているのをご存知でしょうか?
花粉症ナビは、ツイッターに投稿される発言から、自然言語処理で「花粉症」に関するつぶやきだけを抽出、そのつぶやき数を都道府県ごとに集計し、前日比に基づく花粉症の流行度合いを天気予報のようにチェックすることができるものです。
別の記事からですが、実用化の前段階では、医療機関の受診に基づく国の調査より約2週間早く、流行のピークや兆候を把握できたそうです。
「つぶやき」でインフル流行を予測、人工知能が言語から解析 SNSがインフラに - SankeiBiz(サンケイビズ)
インフルエンザの流行をチェックできる「インフルナビ」もあるようなので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
花粉飛散予測システム「AI花粉予報®」
そして、株式会社フォーチュンからは花粉飛散予測システム「AI花粉予報®」が提供されています。
花粉の拡散方程式から得られた数値解の揺らぎや誤差をディープラーニング(深層学習)で補正しているため、2km四方の範囲と時間の両面で、より正確な花粉飛散予報を得ることができるそうです。
これにより、これまで「東京都」のレベルでしか予測できなかった花粉の飛散情報を、東京駅のある「東京都中央区八重洲」では明日の何時にどれくらいの量の花粉が飛散する、というレベルに落としこむことができるようになるそうです。
N2iのある「名古屋市中区丸の内二丁目」で予報を試みたところ、このような結果が届きました。
またこちらからは、お住いの地方などの花粉予報を1時間単位で36時間先まで確認することができます。
こちらの記事によると、
昨年の記録的な猛暑の影響で、今年は全国平均で平年の6割増の花粉の飛散が予想されています。
薬やこれらのアプリを使いこなして、平穏な春を過ごしたいものです。
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