こちらで告知させていただいた、小学生向けの「親子ロボットプログラミング教室」を開催しました。
今年は台風の当たり年のようで天候が心配でしたが、幸いお天気に恵まれ、2年生から6年生まで10組の親子が、概ね県内から、岐阜県からも一組参加をしてくれました。
今回のNagoya AI Blogでは、本教室の様子をレポートします!
「Edison」ロボットとは?
エジソンは、豪Microbric(マイクロブリック)社の教育用二輪ロボットで、子供たちに「プログラミング思考」を実践的に教えるための教材として開発されました。
パソコンはもちろん、タブレットやスマートフォンからも、Scratch(スクラッチ)のように直感的な操作でプログラミングができるほか、小さいお子さん向けにはバーコードでプログラムを読み込ませたり、テレビなど自宅にあるリモコンで操作することもできます。
プログラムをすると、こんなことができるようになります。
- 黒い線をたどって走る。
- 黒い枠線の中で走らせる。
- 拍手の音を聞き取る。
- センサーで光を追いかける。
- センサーで障害物をよける。
- 音、光を出す。
- メロディーを作る。
LEGOのパーツを取り付けて、自分だけのカスタムメイドロボットを作ることもできるんですよ!
気になる方は、マイクロブリック社のYouTubeやピンタレストもチェックしてみてくださいね。英語ですが、眺めているだけでも楽しいです。
こんな感じで教室を開催しました!
まずは子供達に簡単な自己紹介をお願いし、場を和ませます。
前半は、講師がエジソンで何ができるかを説明した後、バーコードでプログラムを読み込ませて、エジソンを動かしました。
後半では、「3秒間まっすぐ走った後、音がなる」プログラムをインストラクションに従ってエジソンに入力し、実際にその通り動くかどうかを検証しました。
さらに、インストラクションなしで「障害物をよける」プログラミングを自分で考えて作りました。
あっという間に課題を終えてしまい、念のためにと用意しておいたチャレンジ問題に挑戦する姿も見られました。
N2iのメンバーがサポートに入らせていただいたとはいえ、わずか2時間半の間でこれだけのことができるようになるのは、非常に直感的な操作でプログラミングができるようにエジソンが作られているからです。
こちらが「3秒間まっすぐ走った後、音がなる」プログラムです。
いかがですか?これなら、エンジニアでなくともプログラムができそうですよね。他にも様々なプログラムの「ブリック」が用意されており、ブリックの組合せ方次第で、色々遊べそうです。
ブリックをどうやって組合せるか、組合せたブリック(=プログラム)をどうやってエジソンにインプットするか、こちらの動画が紹介しています。
子供たちの反応は…?
半分弱のお子さんはスクラッチの経験があり、残りはプログラミング未経験でしたが、9割のお子さんは「楽しかったので、また参加したい」とアンケートで答えてくれました。つまらなかったという声がなく、一同ホッとしています。😋
また、9割のお子さんが、これからもプログラミングをやりたい!とのことでした。中には、人工知能(AI)のプログラミングをやってみたい!と言ってくれたお子さんもいます!将来がとても楽しみです。
本企画の発端が、名古屋でエンジニアの裾野を広げよう!ということにあったので、この回答は一同とても嬉しいものでした。
保護者の方からは次のようなコメントもいただいており、プログラミングへのとりかかりとして、それが楽しいものだと思ってもらえたのであれば、まずは成功だったかな、と考えています。
プログラミングと聞くだけで難しそうだと、怖がっていました。学校での授業が始まる前にそれを改善したくて参加しました。目的達成です!とても楽しいと言っています。いいきっかけとなりました。
エジソンのよいところは、プログラミング知識のない大人も子どもと一緒に楽しむことができ、プログラミング思考とは一体どういうものなのか、体験できるところにあると思います。
これからも、Nagoya AI Blog 等で人工知能やテクノロジ、プログラミングなどの情報をご紹介していければと思います。引き続き、ご愛読ください。
ご参加のみなさま、ありがとうございました!