2011年にグラミー賞を受賞した英国人音楽プロデューサーのAlex Da Kid(アレックス・ダ・キッド)。2016年に、IBMのWatsonを使った楽曲『Not Easy』を発表しました。
今度は、Spotifyに登録されているアーティストをAIで分析するという、AIによる新人発掘オーディションともいえるプロジェクトを行ったそうです。
Spotifyには250万組以上のアーティストが登録しており、人力でこれら全てをチェックしようと思ったら、膨大な時間がかかるのは容易に想像できますね。
It's becoming harder to find talent in the sea of internet.
(インターネット上で有能なタレントを見つけるのは難しくなっている)
ビデオの中でAlexが言っています。
そんなAlexがシンガーに求めたのは、ロマンティックで、パワフルで、人の心を揺さぶる力があり、そして正直であること。
この要件をWatsonに学習させ、Spotifyに登録されているアーティストのデータを分析。選出されたアーティストがオンラインでどのように自己表現しているかを調査したのち、最終決定がなされたそうです。
選択肢が多すぎる場合、膨大なデータの海の中から、自分の探しているものを見つけるというのは本当に大変な作業になります。(時にレストランのメニューの中から食べたいものを選ぶのだって難しい時がありますよね)
「人工知能」と「マッチング」というキーワードで検索してみると、ビジネスの提携先から、求人、新たなレシピの素材まで、実に様々な分野で「見つける」ニーズがあるのがわかります。
AIが提供するセレンディピティは、次にどんな「出会い」をあなたに運んでくれるでしょうか?
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