センサーだらけの無人自動運転EVレーシングカー「DevBot」
今回紹介するのは、AIを搭載した無人自動運転EVのレーシングカー。
RoboraceのROBOCAR「DevBot」には、あらゆるセンサーが搭載されています。
車両にはレーダー、Lider、GPS、超音波、マシーン・ビジョン・カメラといったセンサー類が搭載
いったい幾つのセンサーを搭載しているのでしょうか。
As with other autonomous concepts that we've seen, the DevBot packs in an incredible number of sensors, including 5 LiDAR sensors, 2 radars, 18 ultrasonic sensors, 2 optical speed sensors, 6 AI cameras and GPS.
こちらの情報(The racing cars that drive themselves)によると、LiDARが5つ、レーダーが2つ、超音波センサーが18、光速度センサーが2つ、AIカメラ6機、そしてGPS。
これらのセンサーを演算させるために使用しているのが、NVIDIA(エヌビディア)社の自律走行車開発プラットフォーム DRIVE PX2。NVIDIAといえば、パソコンやゲーム関係者には有名でしたが、トヨタ自動車とAIによる自動運転で提携したことを発端に、「謎の半導体メーカー」として再認識されたのが記憶に新しいところです。
これらのセンサー類のおかげで、木々などでGPSの電波が遮られてしまった場合も、AIが周囲の安全性を確保し、自動運転を可能にしているそう。
DevBotのスピードはどれくらい?
どれくらいの速度で走るのかと言うと、無人でありながら新幹線並みの速度。
エンジンは135kWのモーターで、500馬力というパワーを発揮。最高速度は320km/hと、新幹線並みの爆速で走ることが可能
あと、デザインがとてもかっこいいです。
デザインは、映画『トロン: レガシー』や『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、それに『オブリビオン』でも車両デザインを担当したドイツのコンセプトデザイナー、ダニエル・サイモンさんが担当
メイキングビデオでDevBotの走行をみてみよう!
Roboraceが公開しているメイキングビデオ「Inside Robocar」では、2016年からの映像を楽しむことができます。
サーキット毎に無線やGPSなどの環境調整が必要だったり、スピードに耐えきれずに車載カメラが振り落とされてしまう様子や、路面を濡らした状態でのテストなど、臨床感盛りだくさんのシーンを見ることができます。
エピソード3あたりから、ようやくラップが刻めるようになってきます。
エピソード5では、デザインを担当したサイモンさんと共に、遂にシャーシが登場します。(この映像を見ると、筐体は手作りなんでしょうか。すごい世界です。)
エピソード8のサーキットでのトライアル映像は必見です。本当にこのスピードでコーナーを曲がりきれるのか、ドキドキして見入ってしまいました。
Devbot only 8% away from compettive human driver
人間のレーシングドライバーと比較して、差分は8%(!)のところまできているそうです。
回が増す毎に視聴者数も伸びていて、関心の高さが伺えます。
香港、UK、フランス、ドイツ、ブエノスアイレス等々でテストをしているようです。日本でも生で見ることのできる機会があるといいですね!
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