プロダクトやシステムの設計をする際に必要となるのが、実際に試作や模型を作ってみるプロトタイピングという工程。
その方法はさまざまですが、Webサービスの場合、一番簡単なものとしては、紙にUI設計を書いてシミュレーションする方法ではないでしょうか。他には軽くプログラムを組んでみて、実際の動きを検証するか、あるいは、何かしらプロトタイピング用のツールを使用して簡易的にアプリケーション化して検証するのが一般的かと思います。
余談ですが、弊社でもAdobe XDを使っています。
VUIとは?
昨今はスマートスピーカー等の出現により、UIやGUIならぬ「VUI」という概念が登場しました。声により動作するOSやアプリケーションのUIというものです。Voice User Interfaceで略してVUI。
Amazon EchoやGoogle Homeを使用してみて、VUIはまだまだ発展途上かと思っていますが、声による入力なので個人のITリテラシーによる差分があまりないように思いますし、何より手を動かさずに操作できる点が最大の魅力だと思います。
「ごっこ」でVUIを検証?
先日、VUIのプロトタイピングについて調べていた際に興味深い記事を発見しましたので、今回はそちらをご紹介します。
記事にある「Alexaごっこ」という検証方法は、とても簡便ですし、短時間で大量にテストが可能な方法でもあり、とても有効的だと思いました。
何より、準備するものがほとんどなく、エンジニアやデザイナーでなくとも検証可能なのが良いです。ユーザーテストもこの方法でやってしまえば、要件定義までかなり詰められるのではと思いました。
VUIの重要性が高まると思う
今後はスマートスピーカーにディスプレイが搭載された「スマートディスプレイ」も登場することですし、ハード側もどんどん多機能になってきます。
こちらのリサーチによると、スマートスピーカーを購入予定の人は56.6%となっています。スマートスピーカーが一家に一台という時代も目前なのかもしれません。よりVUIの重要性も高まってくると思っています。
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