昨今、どこも人手不足な中、人工知能でどうにか業務量を減らすことができないかという試みが盛んに行われています。
今回、飲料メーカーの「キリン」が自社のビール開発に人工知能を導入することを発表しました。
その内容とは「ビールのレシピ開発を人工知能が行う」というものです。
人工知能を用いたビール開発に
従来の開発では、新しく配属された研究員はまず、ビールについての知識を座学で学んだ後に、現場での開発に着手していました。
が、実際には座学のみで、どういう組み合わせや配合にすればいいかなどは開発途中で色々と失敗しながら学んでいき、どんどんと感を磨いていくという流れになっているそうです。
さらにそこに個人個人のセンスが関わってきたりもしますので、各々の力量次第で商品開発にかかる時間にも差ができてしまっていました。
その問題を解決するために、人工知能の導入を行うことにしたそうです。
過去に開発した大量のレシピを解析・学習させることで、実作業にとりかかる前に苦みや甘味の成分量を推定し、味の予想を行うことができます。
その後、研究員が繊細な味や香りを確認・調整するという流れになっていくとのことです。
以前Googleが人工知能でクッキーのレシピを開発していましたし、人工知能は料理のレシピ開発に向いているのかもしれませんね!