キャッシュレスサービス花盛りの昨今。
IT企業が運営するPayPay、LINE Pay、楽天Payにメルペイ。
コンビニ企業が運営する7pay、ファミペイ…。
多くのスマホ決済サービスが登場し、消費者としてはどれを使えばいいのか悩んでしまいます。
ネガティブなニュースも出たりして、サービス運営の難易度やリスク、競争の激しさもあるのに、なぜ、多くのサービスが登場するのでしょうか?
多くのサービスが出る、その理由を考えてみました。
ビックデータ
決済情報は時間、位置、購入したもの、使った金額、頻度など購買行動のデータが取得でき、そのデータから人々の生活習慣や嗜好など、マーケティングに必要な貴重データを得ることができます。
スコアリング
決済サービスによってお金の使い方や購入履歴などから、AIを使用してユーザの信用スコアを計算することが可能になり、保険や融資など金融サービスなどで審査データとして使うことができます。
ウィナー・テイク・オール
インターネットの規模が広がれば広がるほど、各カテゴリーで成功するプレイヤーはどんどん少くなると言われています。決済サービスも競争が進むと、生き残れるのは1社、2社で、他のサービスは淘汰されることになると思います。
決済サービスはお金に代わり、また、ビックデータの項目でも記載したように、貴重なマーケティングデータである購買データを寡占できるとなると、今後のビジネスの主導権を握れるようになり、企業は絶対に勝者となりたい。
この3つが多くの企業が参入して熾烈な争いを行なっている理由ではないかと考えています。
アメリカではFICOスコア、中国では芝麻信用などが普及しており、金融サービスの判断や社会的信用になっていることを考えると、AIの進化とともに、決済サービスの勝者となることは、私が考えている以上に社会の主導権を握ることになるのかもしれません。