一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)がディープラーニングの検定・資格試験を実施しているのをご存知でしょうか。
今回は、ディープラーニングを事業に活用したい人向けの「G検定」についてまとめてみます。
ディープラーニング向けには2種類の資格がある
JDLAでは、ディープラーニング向けに、2種類の試験を実施しています。
「G検定」はディープラーニングについての知識を問う内容でジェネラリスト向け、
「E資格」は主に仕事でディープラーニングを実装するエンジニア向けの技能検定です。
G検定とは?
G検定は、「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」の育成を目指して作られた資格です。
直近の試験内容(G検定)
オンラインで受験でき、受験資格は特になく、年に3回のチャンスがあります。
概要:ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する
受験資格:制限なし
試験概要:120分、前回実績小問226問の知識問題(多肢選択式)、オンライン実施(自宅受験)
出題問題:シラバスより出題
申込期間:2019年 5月31日(金)13:00 〜 6月28日(金)23:59
試験日: 2019年 7月6日(土)13:00より2時間
受験料: 一般 12,960円(税込)学生 5,400円(税込)
申込: G検定受験サイトよりお申し込み(クレジットカード決済またはコンビニ決済)
受験サイト:https://www.jdla-exam.org/d/
2019年の日程は次の通りです。
現在第2回の申込み受付中なので、気になる方はお早めにJDLAのサイトでご確認ください。これから受験を目指す方は、11月か来春3月にチャンスがあります。
- 第1回 3/9(土)終了
- 第2回 7/6(土)申込み受付中!
- 第3回 11/9(土)
G検定の対象は?
ディープラーニングの検定と聞くと、IT企業にお勤めの方やエンジニア向けだと思えますが、実際に受験した方のデータをみると、業種は製造業やサービス、金融など多岐に渡り、職種は営業職の方の受検も見受けられて、今後のAI需要について考えさせられます。
JDLAが公開している合格者のアンケートでは、次のようなコメントもありました。
- 人工知能関連の知識を体系的に整理できた
- AIベンダーやエンジニアとの会話が成り立つようになった
- AI関連の製品や展示品の内容がわかるようになった
(G検定合格者アンケートから)
日本経済新聞もこのようにレポートしています。
過去2回のG検定では、受験者の半数以上をシステムエンジニア(SE)やIT技術を扱う人だった。しかし問題意識を持つ一般企業の社員の合格者も多い。大手飲料メーカーの経営企画・財経本部の課長職の男性は「業務効率化などに生かしたい」。最近まで保育士だったという杉本美緒さんは「AI関係の仕事をする父の手助けになれば」と半年足らずの猛勉強でG検定に合格した。
AIに携わる方々に幅広くおすすめの資格といえそうです。
まとめ
- G検定は非エンジニアでも誰でも受けることができる
- ディープラーニングについての知識を深めることができる
- オンラインで受験できる
- 次回の試験は絶賛申込み受付中!
すでにAIを仕事で使っている、あるいはAIに興味のある方、また、AIを現場に導入したいけれども何ができるのかがわからないとお悩みの方は、G検定にトライ、あるいは力試しをしてみてはいかがでしょうか。
合格者には理事長である松尾豊先生の名前の入った合格証が届きますよ!
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日経クロストレンドでもビデオによる対策講座が開かれています。