奈良先端科学技術大学院大学、電気通信大学などによる研究チームによると、AIとAR(augmented reality=拡張現実)を使えば、味覚を錯覚させることができるかもしれないそうです。
実際の食品が画像を、リアルタイムに別の食品の外観(色やテクスチャ)に変換することにより食感を錯覚させるというものである。実際はそうめんを食べているのに、ラーメンや焼きそば、カレーうどんなど、別の食べ物を食べているように思わせるといったことだ。
実際はそうめんを食べているにもかかわらず、ARゴーグルを装着している被験者に見えているものは、焼きそばやラーメン。これによって味覚を錯覚させることができるという。
AIの学習には敵対的生成ネットワーク(GAN)を使うことで、現実に見えているものにラーメンなどを合成し、錯覚させている。
味だけでなく、匂いや感覚なども今後の課題として開発が期待できそうだ。