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名古屋と東京を拠点に活動するITベンチャー N2i がIT・ビジネス情報をお届けします

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「良性ボット」と「迷惑ボット」と人間の知恵比べ

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師走に入り、様々なECサイトで年末セールが開催されていますが、こんな日常にもAIが珍しく「悪い形で」浸透してきています。 

 

『20〜21時のタイムセール!今話題の〇〇が限定3点!定価80%OFF!』

 

誰でも飛びつきそうなキャッチコピーとともに始まるセールですが、いざ始まってみると、途端に売り切れてしまい、買手からは実際に他の人が買ったかどうかは分かりません。

 

実情はこちらの記事のようになっていることもあるでしょう。

www.itmedia.co.jp

 

今ではECサイトのほとんどに入っているCAPTCHA(以下の画像)ですが、

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ある調査によれば、人間の読み取り正解率は71%だが、現在のCAPTCHA解読技術はこれを95%の正解率で突破するという。

 

Googleの検索エンジン情報を集めるbot(クローラー)は、ECサイトにとって「来てほしい」良性botだろう。しかし、高頻度のアクセスを行う別の検索エンジンのクローラーは迷惑botかもしれない。 

 

人の生活を便利にするはずに生まれたbotが人に余計な手間を発生させ、AIを制限するための仕組みを人が突破できず、良性のbotも制限してしまう。

なんとも皮肉な現状も一部の領域で発生しているのが現実です。

 

どんな便利なツールや仕組みも、悪用されたり、使い方によっては逆に不便を生むこともある。

だからこそ、大げさかもしれませんが、我々のような企業がAIの「正しい使い方」をより多くの企業や人々に対し、発信していく必要があると改めて思い知らされました。

 

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