師走に入り、様々なECサイトで年末セールが開催されていますが、こんな日常にもAIが珍しく「悪い形で」浸透してきています。
『20〜21時のタイムセール!今話題の〇〇が限定3点!定価80%OFF!』
誰でも飛びつきそうなキャッチコピーとともに始まるセールですが、いざ始まってみると、途端に売り切れてしまい、買手からは実際に他の人が買ったかどうかは分かりません。
実情はこちらの記事のようになっていることもあるでしょう。
今ではECサイトのほとんどに入っているCAPTCHA(以下の画像)ですが、
ある調査によれば、人間の読み取り正解率は71%だが、現在のCAPTCHA解読技術はこれを95%の正解率で突破するという。
Googleの検索エンジン情報を集めるbot(クローラー)は、ECサイトにとって「来てほしい」良性botだろう。しかし、高頻度のアクセスを行う別の検索エンジンのクローラーは迷惑botかもしれない。
人の生活を便利にするはずに生まれたbotが人に余計な手間を発生させ、AIを制限するための仕組みを人が突破できず、良性のbotも制限してしまう。
なんとも皮肉な現状も一部の領域で発生しているのが現実です。
どんな便利なツールや仕組みも、悪用されたり、使い方によっては逆に不便を生むこともある。
だからこそ、大げさかもしれませんが、我々のような企業がAIの「正しい使い方」をより多くの企業や人々に対し、発信していく必要があると改めて思い知らされました。
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ATS(採用管理システム)の自社開発を行なっています。