現在大学入試で行われているセンター試験が、2020年度から大幅に変更されます。
「知識の量だけでなく、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる」という国の方針から、国語の分野では、今までのマーク式の解答方式に加え、80~120文字程度で解答する記述式の問題が新たに追加されることになっています。
この記述式テストの開始を前に、東北大学などの研究グループが自動で採点する人工知能システムを開発しているそうです。
リンクが切れてしまいましたのでご紹介が叶いませんが、NHKのニュースによると、この人工知能は、過去に人が採点した大量の答案データを基に、「ディープラーニング」を利用して自己学習させているそうです。
その後、新たに解答された答案に対して採点させると、全体の75%については、ほぼ的確に採点できているそうで、研究グループは今後2〜3年をかけて人工知能の精度を上げていくとのことです。
記述式の問題は論理的思考力・判断力・表現力を養うために効果的とされている.このような力を養うために多くの記述式問題を解き,添削してもらいフィードバックを得る必要がある.しかし,添削が可能な教師の数は限られており,学習者が記述式問題学習のためのフィードバックを得る機会は多くない
採点する側の負担を軽減することはもちろん、AIで自動的に採点されるようになれば日々の勉強をする生徒の側にもメリットがありそうですね。
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