(Source: http://www.visitgoldcoast.jp/kaoritabi/)
人工知能が世間の話題になってから、少しの年月が経過しましたが、その話題性はまだまだ衰えることを知りません。アイドルの顔のイメージを生成したり、料理やお菓子のレシピを調合したり、はたまた身の回りの植物の名前を特定するなど、その用途は多岐に渡ります。
このNagoya AI Blog でも以前、人工知能がレシピ作成に貢献したコーヒーの話題をご紹介しました。
人工知能を使ってブレンドしたハーブティーが登場!
そんな、色々とあるAIを使ったプロダクトに、また新しいものが登場しました!その名も「Kaori Tabi」。人工知能を使ってブレンドを行ったハーブティーです。
香りで旅する「Kaori Tabi」
この、人工知能がブレンドを行ったハーブティーの「Kaori Tabi」。そのブレンドの基準は、オーストラリア最大の観光地である「ゴールドコーストの香りを再現すること」だったそう。
Kaori Tabiはそのコンセプトとして「休めない人にこそ、リゾートを楽しんでほしいから」と掲げており、「iinioi Sensor」という香り物質をより正確に計測するためのセンサーを用いて、実際にゴールドコーストで採取した香り成分を元にブレンドを行っているそうな。さらにこの「iinioi Sensor」、このために独自で開発を行ったというのですからすごいですね!
そしてその採取した匂い成分を元に調合を行ったのが、香りデータの分析に特化した人工知能『iinioi AI』。リゾート地の香りとあらかじめ学習させておいた175種類のハーブの香りデータを照らし合わせることで、より近しい香りになるようハーブティーの選択を行わせたとのこと。
今回のこのKaori Tabiで実際にブレンドを行ったハーブティーの種類は「サーファーズパラダイス」、「ナチュラルブリッジ」、「ヒンターランド」、「ラミントン国立公園」、「バーレイヘッズ」の5種類。
いずれもゴールドコースト周辺の名所の香りを再現したものとのことですので、最近旅不足だという方は試してみてはいかがでしょうか?