最近ニュースでよく取り上げられているものに、仮想通過の「Bitcoin(ビットコイン)」がある。
2015年頃には2万円(日本円)ほどで取引されていたものが、今や約180万円ほどにまで上昇している。こういった仮想通貨は、ブロックチェーンの技術が使われていることにより伸びてきているのだが、もうひとつ注目するべき動きがある。
それが、米アップル社が7日、ブロックチェーンを使ったタイムスタンプ記録の仕組みに関する特許を申請した事だ。米国特許商標庁(USPTO)への出願によると、ブロックチェーン技術を使ったタイムスタンプ認証のプログラムを、公開鍵基盤(PKI)ツールと組み合わせて使う仕組みになっている。
こうした動きが背後にあるのには理由がある。
やはりそれは、iOS 11.2で利用可能となった「Apple Pay Cash」の仕組みだ。
ビットコインの動きに目を奪われていると、ついつい焦ってしまい、他の事に目がいかなくなるのだが、Apple Pay Cashは実に面白い発想だと言える。
いわゆる、個人間送金がApple同士なら利用できるというもの。
SiriやiMessageを使って送金できる仕組み。
支払われたお金は一時的にApple Pay Cashに入金され、それを自分の銀行口座に入れることもできるが、そのお金をまた別のiPhoneに送金することも可能。
これだけの簡単な仕組みではあるが、ここに今回Appleが取得したブロックチェーン技術の特許が今後絡んでくることは間違いなさそうだ。
日本にこの技術がくるにはまだ時間がかかりそうだが、為替や法律の問題が解消されれば日本で多く使われているiPhoneで利用できる日もそう遠くはないと読んでいる。
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