アドマン寄りの売り手の話です。
今も昔もですが、広告やプロモーションの提案が通る理由は、最後の最後は担当者の感覚的なところが大きい。以前書いた感情が作用しているのかもしれない。
Webで使う広告と紙や電波と違うのは、広告の表示回数・クリック数・成約数までが事細やかに算出される。良くも悪くもこの数値を相手しながら、広告配信やプロモーションを展開していきます。
提案のニュアンスが良かったからといって、検証の時にこの数値を見せ、具体的な検証を行うときに、大抵「で、良かったの?」となる。クライアント、担当者共に、Webでの販促をしていなければいないほど、そういう話になる。
名古屋エリアではまだまだ、Web広告の出稿量が少なく、Web広告が軽視され、あまり効果がないんじゃないの?という認識があるのが残念でならない。そのため、過度に紙・電波離れが出来ず、プロモーションごとのメディアの配分が正しくないような印象を持ちます。
当たり前の事ですが、Webでも広告やプロモーション設計で最後の落とし所(コンバージョン)を設定していなければいけない。
フォームでの申込、お問い合わせ、購入、サイトのボタンクリック。ポイントはクライアントが直接リアルで感じ取れるものをコンバージョンに設定することが、プロモーションの効果を一番共有できるポイント。
ページビューとか、サイト滞在時間などでの設定は、難易度が高く、「で、良かったの?」となる。
まだまだ名古屋エリアではWebで完結する商いが売上の比率では低く、プロモーションが来店目的、O2Oでの来店コンバージョンを依頼されることは多い。wifiを使った、来店計測は増えいるが、来店数をカウントするのは非常に細かく設計が必要になる。
ただおおよその計測は可能で、スマホのwifiアクセスでのCV。来店時のクジ引きアプリにアクセスで広告に接触したことがあるユーザーをCV。などスマホベースで広告に接触して、来店したユーザーをカウントする形をとっています。あとは、今まで通り、ちゃんとアンケートをとって、何を見たか。という自由回答で計測します。
ただし、来店コンバージョンだと、どの業種も1人来店が2〜3万円以上になるケースばかり。Webに配分される予算は他よりも少なく50万以下は結構見受けられます。15人くるか来ないか。だったら、折り込みの方がいいよね。テレビの方がいいよね。となる。(実際、計測してみると同じくらいかそれよりも高いと思うが。)
どのメディアが有効的かはプロモーションの企画によって決まります。私も紙などの他媒体を扱っていたので、紙の楽なところ、難しいところはありますが、Webも細かい数字がついてくるおかげで、楽なところと難しいところが存在します。
ただ結果として、月並みですが「効果が出た」という感想は、数値でなく、リアルにクライアントに反応が届くこと。売上が上がった、来店が増えただと思います。そこに繋がる数値的根拠をしっかりと事前に共有できればと思います。
頑張れ、名古屋のWeb広告。
Kago