人間は複雑な要素から判断を下す能力がある。これは他の生き物と大きな違いですが、高度になった人工知能がその複雑な判断をさらに正確に行えるようになったら意思決定は人工知能に脅かされるのか。という話があります。
すでに、予測の範囲(離職率の予測や業務成績の予測など)は管理職よりアルゴリズムの方が正確らしい。
つまり、開発が進み、複合的なビックデータに紐づけられる人工知能が、今後意思決定おも、人間を超えてくる。ということになります。
人工知能が社長や事業部長を担当し、意思決定した方が確率的に成功するということになります。
はたして、そうでしょうか?という議論が世界経済フォーラムで過去になされたことがあるそう。
もう一つ、社員や組織が人工知能の最終判断に委ねて動くことに消極的だという研究があります。人工知能の「はい論破。」な意思決定よりも、人間が行う判断の方を好む=感情や本能的に判断し、行動しているということだそうです。
いわゆる信用できるのは、機械じゃなくて、同じ人間。
車が止まらない危険な状態で分かれ道。行先をAIは「左が安全!」、人間は「右が安全!」と言ったら、あなたはどちらに行きますか?
今時点では、多くの人が右に行くだろうと考えます。
人工知能がいかに素晴らしい意思決定をしても、重要な決定項目には人間はついてこない。という。
現時点ではあくまでも人工知能はツールであり、有効的な意思決定を下せるツール。
それなら、組織のトップの人間が全ての意思決定を人工知能に委ねるのが一番良いと思うのですが、いかがなものなんでしょうか。
Kago