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名古屋と東京を拠点に活動するITベンチャー N2i がIT・ビジネス情報をお届けします

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大手企業の半数以上が市場での競争において 高度なアナリティクスと自社独自のアルゴリズムを活用するとの見解を発表

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高度なアナリティクスは、既に10年にわたってあらゆる業界に変化をもたらしていますが、確立されている市場への新規参入を試みる大部分の企業にとっても、市場にどう切り込んで既存の企業に勝利するのかという部分において、鍵となる存在です 

 

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AIがデータを解析することにより、市場を大きく変えていくことは明らかです。

だからといって、人工知能により多くの仕事がすぐに奪われるわけではないことも事実です。

AIは人間のように思考するわけではない。『AIはわれわれの仕事の85%を奪うか、われわれすべてを殺す』といった懸念が広がっているが、これは大きな誤りだ。どんなテクノロジーも人間の代わりになれるわけではない。バイドゥの人工知能研究所長であるアンドリュー・ング氏による『キラー・ロボットの台頭を恐れることは、 火星の人口過剰を心配するようなものだ』という認識こそが正しい

 

現在のAIは人工知能というよりも、「Amazing Innovation(驚くべきイノベーション)の略と捉えるべきと考える。」とも言われています。さらに、「広範囲にわたる問題に対応できる汎用的なAIは20年以上も空想のままで、現在実現されているのは特定領域の問題解決のために設計された『狭いAI』に過ぎない」とも。

 

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一般的に広まっている人工知能の理解と、エンジニアが見ている人工知能とは明らかに大きな認識の違いがあるようです。最近、「シャローラーニング」という言葉を聞くようになりました。直訳すると、浅い学習となるわけですが、四字熟語では「口耳之学(こうじのがく)」というそうです。「聞いたことの意味をよく考えることもせず、そのまま人に伝えるだけの浅い学問」という意味です。

 

「ディープラーニング」が深層学習であるならば「シャローラーニング」は浅層学習というのでしょう。全く対になる言葉とは捉えてませんが、人工知能に対する認識としては、否定もできないと思います。

 

とはいえ、局所的な解決をAIを使って解析している事は事実で、汎用的、総合的な解決ができる人工知能はないにしろ、機械学習の精度やプラットフォームも形になりつつある現状を見ると、本物の人工知能へと一歩一歩近づいているように感じます。

 

 

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