N2iが毎月開催している「チャットボット&人工知能活用セミナー in 名古屋」。
27回目となった11月は、こちらで告知をさせていただいた通り、中部電力グループの株式会社中電シーティーアイが運営するCollaboration Lounge HatCh(ハッチ)をお借りして、スペシャル版を開催しました。
中電シーティーアイは、全国のスタートアップとの共創による新規事業の創出に取り組んでいらっしゃるとのことで、今回は「つなぐ、つながる。オープンイノベーションラボ HatCh でAI導入のお困りごとを解決!」をテーマとして、次のような内容で実施しました。
「つなぐ、つながる。オープンイノベーションラボ HatCh でAI導入のお困りごとを解決!」
まず、中電シーティーアイの会社紹介と同社のオープンイノベーションの取り組みについてお話をいただきました。
続いて、N2i のエンジニアから、人工知能とチャットボットについて、それぞれの基本とビジネスシーンでの活用事例をご紹介しました。
その後、参加者に3つのグループに別れていただき、ワークショップに取り組みました。
ワークショップのテーマは、『AI導入におけるお困りごと』。各グループで「お困りごと」を共有した後に、課題の解決方法を検討し、代表者が発表を行いました。
全体的にみなさんが困っておられたのは、
- AIを導入する際に、社内で専門知識を持つ人が不足している
- どのようなポイントでAIを利活用すればいいのか分からない
というようなことでした。
今回、AI系の事業に既に取り組んでいる方に多くご参加いただいた印象をもちましたが、AI利活用のポイントについては、N2i も積極的に情報を発信して、みなさまのビジネスに貢献していきたいと考えています。
最後に、参加者同士の交流会と有志によるLTを実施。LTは、今回3名の方にお話をいただきました。
感想とまとめ
ワークショップを取り入れた形での弊社セミナーの実施は初めてでしたが、このように、所属企業を超えて、お互いの悩みごとや知識を共有しあう場はとても有意義だと思いました。
中電シーティーアイ、戦略ディビジョン 技術戦略室 技術総括Gの林 達也様からは次のようなコメントをいただきました。
「今回は、時間の都合により課題の洗い出しが中心のワークとなりましたが、予想以上に課題が多くあげられ、上手に整理して頂きました。ポイントは2点、AIの理解不足と人材不足のようでした。弊社も同じ悩みがあり共感しますが、心がけていることは、まずやる。小さくやる。試行錯誤する。人材は、ステップを踏み、社外登用・適性をみた配置転換・地道な採用と育成と考えます。まだまだ、これからですが…。」
「さて、HatChには『卵をかえす』『孵化する』という意味があり、新しいアイデアやその種を生み出す場と位置付けています。HatChで参加者同士がつながり、新たな発見や共感により、新しいコミュニティが形成されることを期待しています。今後も、つなぐつながる場づくりと、育てながら改良していく活動をして参りますので、みなさまとともに、面白い有意義な取り組みができることを楽しみにしています。」
参加者のみなさまにはいつも事後アンケートにご協力をいただいておりますが、今回の内容については概ねご好評をいただいたようで、一同ホッとしています。
N2iのメンバーにもとてもよい刺激となったようなので、またこのような機会を企画できればと考えています。リクエストやアイデアなどありましたら、是非お聞かせください。
末筆で大変恐縮ですが、会場のお貸出しおよび運営に多大なご協力をいただきました中電シーティーアイ様にこの場を借りて厚くお礼を申し上げます。自社の知見やリソースを惜しみなく提供し、外部との連携を積極的に行っていらっしゃる諸先輩方の姿勢をしっかりと見習って、愛知発のイノベーションを創出していきたいと考えています。