昨今、どの業界も人手不足が問題になっていますよね。その解決策のひとつとして、人工知能の活用がありますが、その中でも人工知能の導入が盛んに試みられている分野のひとつに「農業」があります。
人工知能の活用といってもその用途は様々で、例えば農作物の出来を判断するAIだったり、農場全体にセンサーを設置することで、おおよその収穫時期や生育状況を測るものだったりと、多岐に渡ります。
今回はその農業の手助けを行う人工知能のひとつ「ゼロアグリ」をご紹介します。
ゼロアグリの導入で過去最高の収量に
ルートレック・ネットワークス社が開発した人工知能システムの「ゼロアグリ」では、センサーで畑の日射量や水分量などを測定することにより、現在の作物状況にあった最適な液肥供給量を判断し、自律的に液肥を供給することができるとのことです。
人工知能で判断した供給量や供給時間も簡単に確認することができ、それに対して調整も行えるとのことなので、今までの農業歴で培ってきた経験や勘などの反映を行うことができます。すごい。
さらにこの計測したデータはクラウド上に集約されるため、簡単に情報の共有を行え、翌年度のさらなる改善に活かすことが出来ます。至れり尽くせりですね。
このゼロアグリを導入したキュウリ農家の方は、実際に手間やストレスを削減できた上に、過去最高の収量をあげることができたらしく、その効果が実感できます。
最近では農業の担い手自体が減少しているなかで、ノウハウなどを見える化することができる、このようなシステムが世の中に出ることで少しでも農業人口が増えていけばいいですね。
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