人工知能の発達と雇用の課題は様々なところで議論されていて、未だに雇用が減るとか増えるとか、そういった類の問題が数多く提唱されているが実際問題どうなのだろうか?
人工知能が可能な仕事の領域は、今や低レベルの仕事から中レベルの仕事の領域に移りつつあると言えると思う。
ただ、中レベルの仕事といっても、人工知能ができることは、未だルーチン化された業務をこなしているだけにすぎない。
これが、中レベルの仕事を全て奪うようになるまでには、まだ何年かかかるであろうが、だからといって、中レベルの仕事がなくなるわけではないと考えている。
RPAといった技術により、ある程度ルーチン化されていた処理は、RPAやAIに任せることができるようになってきたものの、中領域で仕事として扱われていた内容は、さらに次元が上がり内容もより深くなってきたと思われる。
以下はそのような時代を生き残るための道程を示していると思う。
① 第4次産業革命という新しい時代を牽引し、世界とのグローバル競争に勝つためのリーダーの育成。
② 人間でなければできない仕事を担う人材の育成。
③ものづくりの現場を支えてきた熟練作業員をどうするのか、深刻な課題として捉える。
④ 新しい技術が導入された際の、再教育・再訓練する必要性の認識。
⑤IT 投資は、経済格差を生み出す最も大きな要因だが、イノベーションは企業競争力の源泉なので、格差を防ぐためにイノベーションを止めることは本末転倒である。
データマイニング、データサイエンティストの需要はこれからさらに増え、雇用が増加すると考えられている。
人工知能が採用されていくことによって、より高度な処理を人間ができなければならなくなるため、今後は、より良い人材を獲得していくことに力を入れるようになると簡単に予想できる。
私は今、次世代の技術に注目している。それは、シリコンフォトニクスである。
この技術は、第四次産業革命をより一層高度な技術へと引き上げていく上では欠かせない技術なので、とても関心を寄せている。
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