今回は、人工知能の学習に使われている一つの有用な手段をご紹介します。
人工知能の学習をさせるためには、大量の学習用データを集める必要があります。
例えば、自動車を認識させたい場合は、大量の自動車の画像を集める必要があります。
また、ある画像のどこに自動車が写っているのかを識別させるためには、どこに自動車が写っているのかを人間が教えてあげる必要があります。
そのための作業を効率化させているのが、こちらです。
皆さんもひょっとしたら一度はやったことがあるかもしれません。道路標識をクリックしてくださいとか、自動車をクリックしてくださいとかのアレです。
正しいものを選択しないと、認証が通らないので、そこを逆手にとってこれを人工知能の学習に応用したというわけです。
とても賢いやり方ですね!!
似たようなもので、コンピューターに識別できて人間に識別できない面白いものがあるのでご紹介します。
Humans Not Invited というサイトです。
問題「男の人を全て選択せよ」
これですが、機械学習のプログラムならこのボケた画像だけで分かるそうです。
少し目を細めてみたら、見えてくるかもしれません。
これだと逆に人間には判別がつかないので、人間では入れないサイトのできあがり!というわけですね。実に興味深い。みなさんもぜひチャレンジしてみてください。