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人工知能の単語の予測変換を使って誰でも小説が書ける

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人工知能が書いた物語や小説は、なぜかちょっと読んでみたいという気にさせられます。文章として成り立っていないことも多いのですが、それでも時間とともに人工知能による文章作成能力も向上しているようです。

 

Botnikという英語のサイトでは、誰でも簡単に小説を書くことができます。

文章作成が苦手な私でも、このサービスを使えば、面白い単語が次々と表示されるので、それを選んでいくだけで魅力的な小説がいつの間にか書けてしまうというものです。

 

下のように、まず書きたい物語のタイトルを選んでからスタートします。

選んだ単語に基づいて、カスタマイズされたキーボードが用意されるとのことです。

 

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おとぎ話を書いてみたいと思うので、今回は「ペンギン」を選んでみました。

 

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不思議なキーボードが表示されます。

上には文章を書きこむためのディスプレイが用意されており、下にはペンギン用にカスタマイズされた単語たちがズラリと並んでいます。

さて、ペンギンのどんな小説を書こうか、

と悩まなくても、好きな単語をポチポチと押していくだけで自然と文章になるらいしです。

 

早速ポチポチと適当に押してみました。

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The penguins come ten of the little penguin egg is 2.3% species of penguin.

  

翻訳してみました。

 

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ペンギンは、小さなペンギンの卵の10%がペンギンの2.3%の種です。

 

翻訳してみましたが、全く意味が分からないです。

やはり文章作成能力の低い人間では上手く使いこなせないようですが、10%や2.3%といった実数値が出てくると、なぜか真実味を感じられる文章になっており、ちょっとペンギンの卵について調べてみたくなりました。

 

「ペンギンの卵」でGoogleで検索してみました。

 

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何となく調べてみたら、ペンギンの卵は茹でても透明らしいという雑学が身につきました。ちょっと異様な感じですが驚きました。ちなみに鳩の卵も茹でると半透明らしいです。アヒルの卵であるピータンもそういえば少し透明で濁りがないですね。

 

鶏の卵のトランスフェリンというタンパク質が凝固するのは65℃くらいからだそうで、完全に凝固するのは80℃らしいです。ということはペンギンの卵はタンパク質の成分が鶏とはちょっと違うのでしょうか。

 

さらに調べると、卵黄の部分自体が「巨大なひとつの細胞」らしいですね。最大の細胞はダチョウの卵黄らしいです。なるほど。初めて知りました。

 

脱線してしまいましたが、この小説?を書いたおかげでちょっとした雑学を身につけることができました。結果として少しもおとぎ話にはならなかったのですが、これはこれで面白いかもしれません。文章を書くのが得意な人にとっては、素晴らしいインスピレーションを呼んでくれる呼び水的なサイトなのかもしれません。

興味のある方、小説家・文筆家の方、是非チャレンジしてみてください。

 

http://botnik.org/

 

io9.gizmodo.com

 

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