WIREDにこのような記事がありました。
進化が加速する人工知能が、2018年に克服すべき「5つの課題」
人工知能は現在バズワード状態で、人工知能を使えばあたかも簡単に業務効率を改善したり、クオリティを上げることができる、と誰もが思えてしまいます。
それが大きな間違いである事は、人工知能サービス開発の現場にいる私たちはよく知っていますし、実際にGoogleHomeやAlexaを使ってみた人はそのあまりに限定的な現状を体験したと思います。
この記事は人工知能ができること、できないことについて書かれており、さらに何を克服するべきかの課題を定義しているのが興味深いです。
5つの課題
人工知能が2018年に解決を目指す課題が5つ上げられています。
課題 1
1:人間がつかう言葉の意味 メールへの簡潔な返信の提案[日本語版記事]では、グーグルもいい仕事をしている。だがソフトウェアはいまだに、人間が使う言葉や、それを使って共有する考えを十分には理解できない。
課題 2
2:ロボット革命を妨げるリアリティーギャップ 今日のロボットは、その高度に発達した筋力に見合うだけの頭脳をもち合わせていないのだ。
課題 3
3:ハッキングに対する警戒 ニューヨーク大学(NYU)の研究チームが考案した道路標識認識システムは、通常は正常に機能するが、黄色い付箋を見ると話は別だ。ブルックリンのある「一時停止」標識に付箋を1枚貼りつけたところ、同システムはその標識を「最高速度」と報告したのだ。このようなトリックは、自律走行車に問題をもたらす危険性がある。
課題 4
4:ボードゲームからマルチプレイヤーヴィデオゲームへ つまりこれらは、考えられるいくつもの駒の配置をすばやく計算できるコンピューターにぴったりのゲームなのだ。ところが、人生における状況や問題の大半は、それほどきちんと構造化されているわけではない。
課題 5
5:善悪の区別をAIに教える 機械学習システムが、完全からほど遠い人間世界のデータを使って訓練された場合、芳しくない行動や望ましくない行動(いまだになくならない性別に対する固定観念など)を習得する恐れがあることは、研究からすでにわかっている。
課題と周知
これらの課題はどれも興味深いですが、現状でこの課題はどれだけの人に知られているのでしょうか。
人工知能の普及と共に、このような現状と課題をもっと多くの人に知ってほしいと思います。
募集しています
N2iでは、企業向け人工知能の受託開発や
人工知能を使ったビックデータ解析を行っています。
【ご相談・お問い合わせ】はこちら