N2iは様々な新規事業を開発しています。そのため、全社員が参加する月次や総会では、新規事業のプロセスに関わる単語がたくさん飛び交います。入社したばかりの頃は、単語自体がわからず苦労しました。
このような悩みはきっと最近N2iメンバーになった方も感じているはず!ということで、新規事業プロセスのこの単語の中でも最重要なフェーズやステージについてまとめてみました。
新規事業プロセスとは?
新規事業のプロセスとは、新規事業が立ち上がってから既存事業と呼ばれる状態になるまでの過程のことを指します。
どのような新規事業であっても、新規事業の立ち上げはリスクがつきまといます。この新規事業は成功するのか?この方向で進んでいいのか?といった悩みは新規事業の永遠の課題。
これらのリスクを抑えるために、新規事業を正しいプロセスで計画を立てることは非常に重要です。プロセスはいくつかのステップやフェーズ、ステージといった表現で新規事業が立ち上げていく過程を区切り、それぞれの過程でクリアすべき課題や確認すべき事項を明確にしてくれます。
新規事業プロセスで大切なこと
新規事業のプロセスは22ステップに区切られたものや、7つのステップに区切られたものなど複数あります。N2iは「新規事業の実践論」という著書で使われている6つのステージを使っています。
6つのステージだとしても、22ステップだとしても、大切なことは同じ。それぞれのステージではやるべきこと「のみ」をやり、他のステージでやるべきことを決してそのステージではやっていけないそうですよ。
この他にも「新規事業の実践論」にはポイントやコツがたくさん記載されているのでぜひ何回も読んでくださいね。
新規事業の6つのステージ
では、N2iの月次や総会での新規事業部からの説明を理解するための必須単語である6つのステージの全体像を簡単に解説します。
- ENTRY期
クリアすべきこと:顧客・課題・ソリューションの仮説・検証方法のセットが成立しそうか - MVP期
クリアすべきこと:仮説が実証されているか、投資可能な事業計画か - SEED期
クリアすべきこと:実際に商売が成立したか、成長のための拡大方法が見えたか - ALPHA期
クリアすべきこと:事業が成長状態に入ったか、組織戦略と対競合戦略が現実的か - BETA期
クリアすべきこと:成長率を落とさずに成長状態が続くか、既存事業と遜色ないガバナンスか - EXIT期
クリアすべきこと:社内での位置付けを整理・IR方針/既存事業を驚愕する規模への投資戦略
新規事業の実践論 より引用
以上が6つのステージと次のステージへ進むにあたりクリアすべきこととなります。
新規事業の担当者からは、現在どのステージに取り組んでいて、その状況はどのような状態であるのかという説明があります。それぞれの、ステージに何をクリアすべく頑張っているのか理解することで、月次報告の理解度がグッと上がりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。新規事業担当は毎日新しいことをしているといっても過言ではないので、担当外だと何をしているのか理解しにくい状態になりがちです。
しかし、この6つのステージとクリアすべきことを抑えることで、私は新規事業担当からの説明がグッとわかりやすくなりました。この記事が誰かが「新規事業担当からの説明がグッとわかる」状態になる手助けになれば幸いです。