長い間使っていただけば使っていただけるほどビジネスとして安定するサブスクですが、利用期間の長いサブスクビジネスのジャンルは何なのか調べてみました。
利用期間3年以上が7割のサブスクは
株式会社ICT総研が発表した2020年サブスクリプションサービスの市場動向調査によると、利用期間の長いサブスクリプションサービスのジャンルは「新聞・ニュース」「アプリ・ソフトウェア」でした。
「新聞・ニュース」については利用期間3年以上が約7割。「アプリ・ソフトウェア」は利用期間3年以上が約3割という調査結果が得られたそうです。
出展:ICT総研
私個人も新聞は3年以上契約をしており、既に生活に溶け込んでいるので解約する予定もありません。新聞を解約する人が昔よりも増えているとはいえ、利用期間が長い傾向に変わりはないようです。
アプリ・ソフトウェアの中でも利用期間の長いサブスクモデル
続いて利用期間が長いジャンルとして「アプリ・ソフトウェア」という調査結果でしたが、扱うサービスやビジネスモデルによって利用期間の長短に差が出やすくなります。
アプリ・ソフトウェアのサブスクモデルの中でも以下の条件を兼ね備えたサービスは利用期間が長い傾向にあります。
- 類似サービスがない
- 類似サービスに乗り換えることが困難
- 解約すると生活やビジネスに支障が生じる
多種多様なサービスが毎日のようにリリースされる現在では、これらの条件を満たす新規事業を起こすことは容易ではなく、足りないサービスに気づくことが困難という声もよく耳にします。
しかし、サブスクビジネスの成功の鍵を握るのは利用期間であることは事実です。
何気ない日常風景の中からの気づきが大きなビジネスにつながり、より良い世の中になってほしいものですね。