N2i AIブログ

名古屋と東京を拠点に活動するAIスタートアップN2iが、革新的なIT技術と最前線のビジネス情報をお届けします

名古屋と東京を拠点に活動するITベンチャーN2iがIT・ビジネス情報をお届けします

採用業務の手作業を減らす。非エンジニアでもつくれるGASで始める業務自動化

gas.n2i.jp

「応募者への連絡が抜けそうになる」
「面接日程の調整だけで、毎週かなりの時間を使っている」
「採用KPIを見たいのに、集計が手作業で後回しになる」

採用業務に関わる現場では、こうした悩みが日常的に起きています。
採用は会社の成長に直結する重要な業務ですが、その裏側では多くの手作業が発生しています。応募者情報の整理、選考ステータスの更新、日程調整、面接官への共有、候補者へのメール送信、レポート作成など、細かな業務がいくつも重なり、担当者の負荷を大きくしています。

しかも、これらの作業は一つひとつを見ると「少し面倒」程度に見えるため、抜本的な改善が後回しになりやすい領域です。
大規模な採用システムを入れるほどではない。けれど、今のままでは確実に非効率。そんな状態のまま、現場がなんとか回しているケースは少なくありません。

そこで注目したいのが、Google Apps Script(GAS)を活用した採用業務の自動化です。
そしてN2iがこの領域で価値を出すなら、単に自動化ツールをつくることではなく、採用現場の業務を整理し、無理なく運用に乗せ、最終的に現場で改善を続けられる形にすることが重要です。

採用業務は、見えにくい手作業が多い

採用業務は、表面上は「応募者対応」や「面接運営」に見えますが、実際には細かな事務作業の連続です。

たとえば、応募者情報をフォームや媒体から取得して一覧にまとめる。
選考状況を更新する。
面接候補日を確認して連絡する。
日程確定後に面接官へ共有する。
選考結果を連絡する。
週次や月次で応募数、面接数、通過率、内定承諾率などをまとめる。

これらは採用活動に欠かせない業務ですが、本質的に時間を使うべきなのは、単純作業そのものではありません。
本来、採用担当者が注力すべきなのは、候補者体験の向上、現場とのすり合わせ、採用要件の整理、選考品質の改善、採用戦略の見直しといった、より価値の高い仕事のはずです。

しかし現実には、日々のオペレーションに追われ、改善に手が回らない。
この状態が続くと、採用の質だけでなく、スピードや候補者体験にも影響が出てきます。

なぜ採用業務の自動化が進まないのか

採用業務には自動化できる余地が多くあります。
それでも改善が進まないのは、単にツールがないからではありません。

多くの場合、次のような壁があります。

  • 現場ごとに運用が違い、整理されていない
  • 小さな不便が点在していて、改善テーマとして扱いにくい
  • 忙しくて要件を言語化する時間がない
  • システム化するほどではないと判断され、後回しになる
  • 一部を自動化しても、結局は手作業が残り、定着しない

つまり問題は、「自動化の手段がないこと」よりも、
どの業務を、どの順番で、どこまで仕組みに変えるかが整理されていないことにあります。

採用業務は特に、担当者、現場面接官、部門責任者、経営層など、関わる人が多い領域です。
そのため、単に機能をつくるだけではうまくいきません。
誰がどのタイミングで確認し、どこで判断し、どの情報を共有するのか。
この流れを整理せずに自動化すると、かえって運用が複雑になってしまうこともあります。

採用業務こそ、現場主導で小さく自動化するべき理由

採用業務の改善は、最初から大きなシステム導入を前提にしなくても進められます。
むしろ、現場で実際に困っている作業から小さく見直すほうが、効果が出やすいケースは多くあります。

たとえば、次のような改善です。

  • Googleフォーム経由の応募情報を自動で一覧化する
  • 応募者情報をスプレッドシートに整理し、担当者ごとに見やすくする
  • 面接候補日の案内メールを自動で送る
  • 回答内容に応じて選考ステータスを更新する
  • 面接予定をカレンダーと連携して共有する
  • 採用KPIを日次・週次で自動集計する
  • 選考結果の通知やリマインドを自動化する

これらは、採用担当者の負荷を下げるだけでなく、対応漏れや連絡遅れを防ぎ、候補者体験の改善にもつながります。
しかも、既存のGoogle Workspace環境を活用できるため、大掛かりな開発をしなくても始めやすいのが特長です。

ここで重要なのは、「作れるかどうか」ではなく、現場で続けられるかどうかです。
採用業務は、繁忙期や体制変更によって運用が変わりやすい領域でもあります。
だからこそ、最初から作り込みすぎず、実務に合わせて改善しやすい設計にしておくことが大切です。

N2iが採用業務の自動化で出せる価値

N2iがこの商材で採用領域に向き合う場合、ただのGAS開発支援では終わらせないことが重要です。
N2iらしさが出るのは、採用業務の要求整理から入り、要件定義、プロトタイプ、運用改善まで見据えて支援することにあります。

1. まず、採用現場の業務を整理する

採用担当者は、目の前の業務に追われていることが多く、「何が非効率か」は感じていても、「どこから手をつけるべきか」までは整理できていないことがあります。

N2iは、こうした状況に対して、いきなり開発に入るのではなく、まず業務フローを整理するところから入れます。
応募受付から選考、連絡、日程調整、レポート作成までの流れを分解し、どこに手作業が多いのか、どこで判断が属人化しているのか、どこに改善余地があるのかを明らかにしていきます。

この工程があることで、「便利そうな仕組みを作ったが、結局使われない」という失敗を防ぎやすくなります。

2. 小さく始めて、定着する形まで持っていく

採用業務の自動化は、最初からすべてを置き換える必要はありません。
むしろ、応募者一覧の整備、面接日程調整、通知の自動化、KPI集計など、効果が見えやすいところから着手する方が、現場に受け入れられやすくなります。

N2iは、新規事業支援や業務改善支援でも、PoCやプロトタイプを活用しながら、小さく始めて実運用に耐える形へ育てていく進め方を重視しています。
採用業務でも同じように、まずは現場で使える最小単位から始め、必要に応じて段階的に広げる進め方が合っています。

3. UI/UX起点で、現場が使いやすい仕組みに落とし込む

採用業務は、担当者だけでなく、現場面接官や責任者など複数の立場の人が関わります。
そのため、自動化の仕組みは「動くこと」以上に、「わかりやすく使えること」が重要です。

N2iはUI/UX起点での要件整理やプロトタイプ設計を重視しているため、現場にとって使いやすい導線を設計しやすいのが強みです。
入力しにくい、見づらい、確認しづらい仕組みでは、どれだけ機能があっても定着しません。
採用の現場で本当に使われるためには、現場負荷を減らしながら自然に業務へ溶け込む設計が必要です。

4. 自動化だけでなく、内製化・改善の継続まで支援できる

採用業務は、媒体の変更、採用基準の変更、選考フローの見直しなどによって、運用が変化しやすい領域です。
そのたびに外部へ都度依頼しないと改善できない状態では、せっかく自動化しても柔軟性がありません。

だからこそ、N2iがこの商材で価値を出すなら、単なる納品ではなく、現場が運用を理解し、自分たちで改善を続けられる状態をつくることが重要です。
一部は伴走しながら、一部は内製で回せる形にしていくことで、採用業務の改善が一過性で終わらなくなります。

採用業務の自動化がもたらす変化

採用業務の自動化が進むと、単純に工数が減るだけではありません。

まず、対応スピードが上がります。
応募者への返信、面接日程の調整、社内共有がスムーズになることで、候補者との接点が止まりにくくなります。
これは採用競争が激しい今、非常に重要な意味を持ちます。

次に、ミスや漏れが減ります。
採用業務は、確認漏れ、連絡漏れ、更新漏れが起きやすい領域です。
自動化によって一定のルールで処理できる部分を増やせば、属人的な運用に頼りすぎずに済みます。

さらに、採用担当者が本来向き合うべき仕事に時間を使えるようになります。
候補者対応の質を上げる。
現場との認識をそろえる。
採用要件を見直す。
数値をもとに改善を考える。
こうした仕事に時間を使えるようになれば、採用活動全体の質も上がっていきます。

採用の改善は、現場の小さな不便から始められる

採用DXというと大きな取り組みに聞こえるかもしれません。
しかし実際には、現場で起きている小さな不便を一つずつ減らしていくことが、最も現実的で効果的な第一歩です。

毎回手で転記している。
同じ連絡を何度も送っている。
KPIの集計に時間がかかる。
面接日程のやり取りで止まる。
こうした日常の小さな非効率こそ、自動化の対象に向いています。

N2iがこの商材でブログ発信をするなら、伝えるべきメッセージは明確です。
採用業務の自動化は、大きなシステム導入から始めるものではなく、現場の課題を整理し、小さく仕組みに変えることから始められる。
そして大切なのは、単に自動化することではなく、現場で運用され、改善し続けられる形に設計することです。

採用担当者が手作業に追われる状態を減らし、採用の質に向き合える時間を増やす。
そのための現実的な一歩として、GASを活用した採用業務の自動化は、今こそ取り組む価値のあるテーマではないでしょうか。

gas.n2i.jp

Powered by はてなブログ