こんにちは、開発チームでエンジニアをしている和田です。
今回もまた輪読会にてネットワークの基本として ARP について学んだため、そのまとめとして記事を書きます。
ARP とは？
ARP の概要
ARP (Address Resolution Protocol) とは、IPアドレスからMACアドレスをたどるための通信プロトコルです。
この ARP の定義を確認して、輪読会一同
- IP アドレスと MAC アドレスの違いって？
- ともに住所としての役割ではないのか？
- そもそもそちらか片方あればいいのでは？
という疑問が最初に出てきました。
ということで IP アドレスと MAC アドレスについて簡単に確認します。
IP アドレスと MAC アドレスの違い
そもそも IP アドレスとは、「インターネット上の住所」です。 インターネット上にある目的のコンピュータまでデータを届けることを役割と指定しています。
また MAC アドレスとは、「コンピュータの識別番号」です。 隣接するコンピュータ間の通信を可能にする役割を担っています。
両者とも似ていますが、異なる役割を持っています。 目的地としてIPアドレスが指定され、経路地の情報としてMACアドレスが伝わります。
つまり、ARPとは IP アドレスで指定された最終ゴールに向けて、どの MAC アドレスをたどっていくかを決めるための通信プロトコルということになります。
ARP の動作
ARP は、ARP リクエストと ARP リプライの2つの要素をもとに動作します。
- ARP リクエストにより、IP アドレスが割り振られたコンピュータの MAC アドレスを要求する
- ARP レスポンスにより、対応する MAC アドレスを返す
ARP リクエストで、発信元のコンピュータから同じセグメント内のすべてのコンピュータに MAC アドレスの問い合わせを行います。 次に、ARP レスポンスでリクエストの要件に一致したコンピュータから発信元のコンピュータに MAC アドレスが返されます。
以上、今回はネットワークの基本 ARP について学びました。
アプリケーションを主戦場とする私からすると、普段の通信の中身について学ぶのは新鮮ですね。
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