高校生キャリアトライアルレポート①:インターンシップのビフォーアフター
はじめに
私はこの夏、N2iでのインターンシップに参加しました。
最近、テレビや新聞、インターネットなどでAIについて目にする機会が増えている中で、AIに興味が湧き、AIを使った仕事を将来の進路として考えるようになりました。
そこで今回のインターンシップに応募することにしました。
インターンシップでの私の目標は、
- 「AIについてより深く知り、興味を深める」
そして
- 「自分の良いところを探す」
ということでした。
以下にその成果をまとめたいと思います。
インターンシップの流れ
まずインターンシップ初日は、
- N2iという会社について
- AI概論
- データサイエンティストと機械学習エンジニアという仕事について
社員の方々からお話をうかがいました。
また、AI開発の重要な工程の一つである上流工程のロールプレイを体験しました。
上流工程とは、AIシステムを設計する際にお客さんの要望や課題に対し、問題点と機械学習を利用した解決方法を考えるという段階です。
私たちは、
- 「自分は何をやれば成績が上がるのか分からない」
という課題に対して、成績のデータを基に、ある条件が成績の良し悪しにどう影響するかを分析し、その人に合った勉強の方法を探し出す、というものを考えました。
機械学習を上手く利用する方法を考えるのが難しく、アドバイスをもらいながら何度も考えました。
とても貴重な体験をすることができ、AI開発への興味が深まりました。
2日目は、N2i主催の人工知能セミナーの運営のお手伝いと、セミナーに参加し、AIとは何かというお話を聞いたり、グループワークでAIに何ができるかを考えて発表したりしました。
またセミナーの後には、AIエンジニアの方にキャリアに関するインタビューをさせていただきました。
AIについて学んだこと
このインターンシップを通して学んだことの中で最も印象に残ったのは、
- 現状のAIにはできないことが多いということと、
- 深層学習(ディープラーニング)という機械学習の方法により、今まで人間が決めていた判断の基準(特徴量)をAI自身が自動で作り学習できるようになった
ということです。
AIにできないことの例としては、使う目的を自分で決めることや、データが無い場合の開発などで、データの傾向の変化に対応できなかったり、使用には人の介在が必要で上手く活用されない場合があるといった課題があることもわかりました。
自分自身の変化
インターンシップに参加する前は、自分に自信が持てず興味のあることに対してもとても消極的でした。
しかし、AIについて深く学ぶと共に、実際に働いている方々と話したりたくさんの経験を得たことで、将来の進路に対して積極的に考えることができるようになり、自分に自信もついたというのは、目標の達成でもあり、とても大きな変化だったと思います。
特にエンジニアさんへのインタビューでは、人生の為になるお話をたくさんうかがうことができ、とても心に響く言葉を頂いて自信に繋がりました。ありがとうございました。
まとめ
AIはまだまだできないことも多く、人間の能力に劣る部分も少なくないものの、人間が上手く利用すれば無限の可能性があって、研究のしがいがある分野ではないかと感じ、将来携わりたいという気持ちが増しました。
また今まではAIに興味はあっても、メディアなどの情報を鵜呑みにして人工知能の一般像、ほんの一部分しか見ていなかったのだということを痛感すると共に、AIの本質を少しでも理解できた今は現代社会を今までとは違った視点で見ることができるのではないかと思います。
UK
【広報追記】
- 本ブログは、インターンシップ参加者のレポートを元にしています。タイトルや構成、言い回しなど、文意が変わらない程度に広報で編集を入れています。