今回は、AIからは少し離れてマーケティングオートメーション(MA)ツールのお話です。
MAツールといえば、セールスフォースやマルケト、ハブスポットなどがよく聞く名前かと思います。みなさんの会社ではどのようなものをお使いですか?
Webデザインが主な業務の私は、最近までそのどれも名前を聞いたことがなかったのですが、先日自社で導入を始めたこともあり、SalesforceとPardotの連携を行う機会がありました。なんとかふんわりと連携することに成功したのですが、その際、色々と四苦八苦しましたので、ここに残します…。
その1 SalesforceにPardotのインストール
まず、SalesforceとPatdotの連携を始める第一歩の「SalesforceにPardotのアプリケーションをインストールする」の時点でめちゃくちゃ迷いました…。
なぜかと言いますと、単純にSalesforceへのインストールを行うためのリンクが間違っていたためなのですが…。
最新のインストールリンクはこちらからアクセスできますので、ここで私と同じようにつまずいた方は一度こちらを試してみてください。
その他、注意事項についても色々と書かれているので、一度目を通しておくとよいかもしれません!
インストールリンクありました。
その2 SalesforceとPardotを連携するユーザーへの権限の割り当て
SalesforceとPardotを連携するユーザー(Pardotコネクターユーザー)にはSalesforce側のユーザー権限が必要なのですが、これもまたひとつの四苦八苦ポイントでした。
具体的には、Pardotコネクターユーザーに以下のURLで書いてあるような権限を与える必要があるのですが、日本語でヘルプに書かれている項目と実際のSalesforceの項目が一致していませんでした…。
どの項目がどの項目に対応しているのか、ふんわりと直感で割り当てていったのですが、調べてみたところ、英語名と日本語名の対応表を作ってくださっている方がいました!こちらを元に無事割り当てることができました。
いやでも「Lead」が「リード」になるのは分かるんですが、「Account」が「取引先」になるのは分からないですって!!それは分からない!!!
遅ればせながら調べたところによると、Pardotをインストールした際に自動的にできる権限の「Pardot Conector User」をコネクターユーザーに割り当てるだけでも大丈夫なようです…。
その3 Pardotのプロスペクトの所有者が上書きされた
SalesforceとPardotを連携することで、Pardotに入ってきたプロスペクトを自動的にSalesforceのリードとして取り込むことができるのですが、なんとここでSalesforceのプロスペクトとして入ってきたリードの所有者が全てPardotコネクターユーザーになる現象が発生…。
原因としては「Pardotコネクターユーザー以外のPardotユーザーがSalesforceと連携していなかった」ことと「PardotとSalesforceの値が違っていた場合、Salesforceの値が優先される」に設定が入っていたことなのですが…。
リードの所有者が全てPardotコネクターユーザーになっていた時の設定
プロスペクトの所有者がすべてPardotコネクターユーザーに割り当てられてしまった流れとしては、
- Pardotにプロスペクトが入ってくる(ここで所有者が割り振られる)(例:テストユーザーが割り当てられる)
- Salesforceにプロスペクトがリードとして取り込まれる。
- PardotとSalesforceの両方に存在しているユーザーがPardotコネクターユーザーだけなので、リードの所有者が「Pardotコネクターユーザー」になる。(例:テストユーザー → Pardotコネクター)
- 「PardotとSalesforceの値が違っていた場合、Salesforceの値が優先される」になっているので、Pardotの所有者の値がSalesforceの所有者の値に上書きされる(例:テストユーザー → Pardotコネクター)
だいたいこんな感じの流れで上書きされました。
そんな時にはそれぞれのユーザーの編集から、CRMユーザーを割り当ててもらって
こうすることで解決!
これでSalesforceのリードの所有者としてそのまま入るようになります。
SalesforceとPardotを連携する前に、絶対にユーザーを割り当てないと駄目なようですね…。
痛恨のミス…!!!!
この記事を読まれた、私と同じように連携を担当することになった方が同じ轍を踏まないように、ぜひお気をつけください!