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名古屋と東京を拠点に活動するITベンチャー N2i がIT・ビジネス情報をお届けします

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AIとお笑い

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昨今の人工知能ブームの中で、囲碁や将棋だけでなく、AIとお笑い芸人の対決も話題になっています。

こちらは少し前の2016年のことですが、AIとお笑い芸人が大喜利で対決するというイベントが開催されました。

 

さて結果は・・・

 

一つのお題に約5秒で60もの回答を叩き出せるというAI「大喜利β(ベータ)君」が見事勝利を収めました!*1

 

個人的な体感ですが、これ以降、お笑い芸人の間でも人工知能の可能性について語られることが多くなったように思います。

 

先日も名古屋ローカルは中京テレビの深夜テレビ番組*2で、オードリーの若林正恭さんが、自身のネタ作りに人工知能を活用したいと言っていました。

5月の番組なので、かなり大まかな引用になりますが、若林さん曰く、

「途中までネタを作って欲しい」

「簡単にネタ作りができるようにしたい」

観客の年齢や見た目などで、誰がどこでどれだけ笑ったか、データが取れればネタ作りの参考になるそうです。芸人さんならではの発想ですね!

 

さて、先述の大喜利β君ですが、現在10月に放送される『AI育成お笑いバトル 師匠x弟子』に向けて、トレーニングを積んでいるようです。

この番組では、千原ジュニアさん、大久保佳代子さん、ロッチの中岡創一さん、みちょぱさんの4名が師匠として、3ケ月に渡り、弟子のAIにお笑い能力を育成。育成されたAIを最終的に大喜利で競わせ合うという世界初の試みがなされます。AIの育成に視聴者も参加できるそうなので、「オオギリーガー」のみなさんは参加してみてはいかがでしょうか。

news.walkerplus.com

 

ところで、上記記事の後半は、2016年の対決と2018年のこの番組を通してAIと関わったジュニアさんならではの視点がなかなか興味深かったです。

──今日実際にAIに触ってみていかがでしたか?

すごく成長してますよね、お題を読み込む能力とか。前にAIで大喜利した時のテーマが「ドン・キホーテが葬儀屋さんを始めました。どんなサービスがある?」というものだったんですが、それを量販店じゃなくて小説のドン・キホーテだと理解していたんです。

今ではきちんと「後半にこういう文章が続くということは、量販店のドン・キホーテなんやな」ってことを理解できるようになってきたんでしょうね。

 

人を泣かせたり怒らせたりすることは簡単ですが、「人を笑わせること」は以外に難しかったりしますよね。

人工知能との関わりで、たくさんの「気づき」を体得した芸人さんが、よりクリエイティブに、ますますパワーアップして、私たちに新しい笑いをもたらしてくれるのが楽しみです。

 

師匠と弟子の特訓(?)の様子をこちらで見ることができます。回答が10万個(!)集まると、弟子のAIに「師匠らしさ」を定着させることができるそうです。

大喜利人工知能 育成プロジェクト (@AIikusei_main) | Twitter

 

N2i も人工知能を取り入れたシステムやチャットボットを開発しています。

いつかジュニアさんを始めとするお笑い芸人さんと一緒にお仕事ができたら楽しそう!と妄想してしまいました。

 

10月6日(土)午後11時45分をお楽しみに!

www4.nhk.or.jp

 

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N2iでは、企業向け人工知能の受託開発や
人工知能を使ったビックデータ解析を行っています。
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