先日、東京ビックサイトで行われたAI・人工知能EXPOでは、各社が最先端の技術やこれから流行るであろう技術やサービスを披露しました。
今回のブログでは、その中でも東京大会で活躍しそうなソリューションを3つ取り上げています。
1. AmiVoice Front WT01 & AmiVoice TransGuide
アドバンスト・メディアのスマートフォン向け多言語音声翻訳アプリ「AmiVoice TransGuide」(iOS / Androidに対応)
52gの小型デバイス「AmiVoice Front WT01」(税抜33,000円)。
上記の2つを連携させることで、さらに大きな効果が発揮されるそうです。
AmiVoice Front WT01は、約90dBの騒音環境下でも音声認識ができるという優れものです。
担当者が「今日はとてもいい天気ですね」と喋ると、スマホアプリのAmiVoice TransGuideが中国語に翻訳、AmiVoice Front WT01からは中国語の音声が再生され、スマートフォンには日本語文と中国語文が表示された。
AmiVoice TransGuideは現在のところ、4ヵ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)の双方向音声翻訳に対応している。
本製品は、外部スピーカーと接続して使うこともできる。喋った日本語をその場で任意の言語に翻訳し、大音量のスピーカーで流せるため、たとえば混雑したオリンピック会場や鉄道の駅などで、運営スタッフが外国人を誘導するケースで便利に利用できる。
2. Takumi Eyes
こちらのサービスは、AIによる人物検索です。
NTTコミュニケーションズのAI人物検索技術「Takumi Eyes」は、防犯・警備への活用が期待できるサービスだった。顔認識を防犯カメラに適用する場合、カメラの解像度や画角の問題がある。そこで同サービスでは「顔認識」と「全身認識」のハイブリッドで人物を検索できるようにした。
オリンピックとなれば、外国人訪問者は増加し、治安の悪化を心配する声も出てくるでしょう。
AIの活用は、以下のように行っているそうです。
「ベージュのシャツに、黒ズボンの人物」を複数の映像から検索する場合、映像によっては光の当たり具合でシャツが違う色に見えたり、入れていたシャツがズボンから出ていたり、髪型が変わって見えたり、といったことが起こりうる。従来なら、これは人の目で”同一人物か否か”を判断していた。そこでディープラーニングを使い、どういった特徴から判断すべきかをAIに学習させた。これにより、人物の検索時間が75%削減できた。2時間かかっていた作業が30分で済むようになり、見逃しもなくなり、また運用コストの削減も期待できる
3. AI運行バス
こちらは、NTTドコモと未来シェアの共同開発によるものです。
このAI運行バスは、ルートを特定していないそうです。
乗客のニーズに応じて、AIが運行経路を決めるというもの。
乗客のスマホアプリからの要求に応じて、最適な車両を配車する。東京臨海副都心エリアや兵庫県神戸市、鳥取県境港市などですでに実証実験を済ませており、2018年度には商用化したい考え
NTTドコモでは、AIにより数時間先の群衆の流れを予測する「近未来人数予測」を開発中だ。観光エリア・商業エリアの群衆の流動を把握できるようになれば、混雑を考慮した台数とルートで効率的に配車するデマンド交通システムが実現できる。
こうしたサービスが実用化されることで、よりスムーズな混雑の解消が期待できそうです。
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