まずは何も言わずにこの動画をみていただきたい。
◆ニュースの演説の動画が、他人の顔に変わり、話し続ける合成動画
リップシンクというのは昔からある技術だったが、人の顔まで再現してしまうという技術が人工知能の発達により可能になってきた。
映画『ワイルド・スピード』の中で、故ポール・ウォーカーさんがCGで蘇ったというのはごく最近の話で、私も大変驚いた。前撮りでもしてあったかのような完成度で合成とは思えなかった。
このような技術が、モーションキャプチャーを使わずに再現できるとしたら、しかもボタン一つで誰でも簡単に再現できてしまうとしたら、それを考えると少し怖くもなってくる。
下の動画は、本人ではないのに、あたかも本人が話をしているかのように口の動きがあっている。
このような試みは今後も続けられるだろう。
今ならフェイクニュースを見破ることは可能かもしれないが、あと数年たった時に見破ることができるかどうかは、もう分からない。
そういう時に、映像からの情報だけでなく、自分の感覚がどれだけ鋭いのか、試される時が来るのかもしれない。