今回紹介するAI活用例は、胃ガンの前段階である「ピロリ菌胃炎」の発症の有無を診断するというもの。
ガンといえば、日本人の死因率が高い病気の代表的存在。
ガンになる前に病気を発見できる手助けになるなら、患者も医師もとても心強いです。
「ピロリ菌胃炎」の内視鏡画像診断で、専門医に匹敵する能力を持つ人工知能(AI)を開発したと、民間クリニックや大阪国際がんセンターなどのチームが医学誌イーバイオメディシンに発表した。約400人分の1万枚以上の画像を3分あまりで分析し、発症の有無の正答率は9割近くに達した。内視鏡医の作業を軽減し、病変の見逃し防止に役立つと期待される。
なんと正答率は9割近くと、すぐにでも実用できそうなレベルで驚きです。
しかも内視鏡医23人の中で4番目の正答率であり、診断にかかった時間は驚異の3分台!
内視鏡医23人の平均は3時間〜4時間台という結果でした。
もちろん、人の命がかかっているのだから、診断時間が早いとか遅いというのは関係ないですが、正確な診断が肝となってきますね。
最終的な診断は医師が行うが、支援の道具としては実用レベルにあるという。開発チーム代表の多田院長は「AIに学習させる画像を増やせば、診断精度をさらに向上させることができる。専門医が少ない地方では、AIを使った内視鏡診断がより有効になる」
日本全国に広まれば、日本の医療技術・精度の向上に貢献してくれるという実感が湧きます。
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