よく「AIが人の仕事を奪う」という話を聞きますが、いくら技術の進歩が早いとはいえ、そうなる可能性はあるのだろうかと思っていました。10月26日、MITテクノロジーレビューにこのような記事が掲載されました。
この記事では
都市には自動化の影響を受けにくいソフトウェア開発者や金融アナリストといった、判断や解釈、分析を伴う仕事が集中している。一方で、都市の規模が小さくなると、仕事はレジ係や飲食店の給仕などのルーティン・ワークに偏るため、自動化の影響を受けやすい
という内容の論文が 発表されたそうなのです。確かにその通りだと思います。これを日本で考えてみると、東京には多くのITベンチャーや大学が存在するため、人間がやるべき仕事は残っていることになります。逆に名古屋も大都市ではありますが、名古屋は自動車を中心とした製造業が中心となり、それらはほとんどがルーティンワークです。さらに愛知県全体を見てみると、農業や観光の仕事も最近では自動化の方向に進んでいる印象があります。ということは名古屋は都市でありながらもAIに奪われる仕事が多く存在しているように思えます。これからは技術の進歩と同時に人はその技術とどう付き合うべきかを考える必要があるのかもしれません。