Facebook の人工知能に対し、交渉において利益を最大化させる設定にしたところ、AI同士で会話する際に独自の言語を使用していたことがわかったようだ。
AIが使う「独自の言語」とはいったいどういうものか?
記事にはこう続けられている。
場所やモノ、動作に対してランダムで抽象的な文字を割り振っていく。こうして、全員がより早く目的地に到達するために、行くべき場所を互いに伝え合う。OpenAIの研究者たちによれば、AIは独自の言語を学ぶだけでなく、コミュニケーションをとるために、特定の方向を指すなどの単純なジェスチャーを使っているとのこと。
人工知能の開発において、ある単語に対してナンバリングされていることはよくあることですが、それらを独自に学習して振り分けていくところが驚きです。
よくタグ付けを行うと思います。TwitterやInstagramなどで頻繁にタグ付けをするのではないでしょうか。
簡単に言えば、ある文章や動作に対してそれとわかるタグ付けを独自で行い、それをお互いが理解しあうのににています。
それに加えてゼスチャーまで編み出していくというのは本当に驚きです。
情報の内容を瞬時に判断し、タグ付けしたり、数字に置き換えたり、新しい言語に言い換えたり、集約するわけですから、それだけ処理速度は早くなり、時間の面からみても交渉は早く終わることになります。
人間同士の会話において、「無駄な会話」のないAI同士の会話においては、その会話の真意を見抜く力が圧倒的に違うこともあるでしょうし、感情がない分、感情的にならずに冷静に物事を見極めて行っているようです。
日本語ほど時代の流行によって、複雑に変化する言語はないという話を聞いたことがあります。それは、日本人が吸収力が高く、応用する力が強いからだそうです。
日本語をAIに勉強させることは、非常に難しいわけですが、AIに追い越された時には、新しい日本語の社会が作り上げられることにもなりそうです。