うまく書ければ、職種でシリーズに。
機械が奪う職業ランキング規模順(米国)の上位10位 | 代替市場規模 | |
1 | 小売店販売員 | 144,342 |
2 | 会計士 | 118,023 |
3 | 一般事務員 | 110,343 |
4 | セールスマン | 97,503 |
5 | 一般秘書 | 91,379 |
6 | 飲食カウンター接客係 | 89,725 |
7 | 商店レジ打ち係や切符販売員 | 88,177 |
8 | 箱詰め積み降ろしなどの作業員 | 81,920 |
9 | 帳簿係などの金融取引記録保全員 | 73,454 |
10 | 大型トラック・ローリー車の運転手 | 67,297 |
営業、特に新規営業は結構経験があります。
「新規取ってくるまで帰ってくるな!」
「はい!」
・・・・・・・・
「今日はサインしてくれるまで帰りません!でも後悔させません!」
的なガテン体育会で顧客をいかにその気にさせるか。人柄と人情とおもてなしなどの感情が受注の要素に含まれていることが多い。
営業職から言わせれば、「人工知能が営業なんてできるはずがない。」「そんな簡単じゃない!」って。
最終的なクロージングを目標として、人工知能に営業活動をさせる。
汎用型人工知能搭載のアンドロイドが、汗水流して、人の心をグッと掴んでクロージングを行う。
そんな未来がくるかもしれませんが、まだ予想できません。
そんな営業ですが、人工知能の発達で少なからず、営業職の総数は減っていくと感じます。大きく分けて2つあります。
・企業の営業活動の手法が変わる
少しずつ変わっていることもあります。BtoB営業でも自社商品を自ら運び、顧客にフィットさせ、納得して買ってもらう。ようなアウトバウンドな方法が減り、インバウンド営業が増えつつあります。
中小企業でさえ、市場分析、ターゲット分析、自社のポジショニングを選定。マーケティングを行い、その市場に独自のプロモーションを投下。数学的に戦略を組み立て、その結果、問い合わせと言う形で、顧客から最初のアプローチがきます。もしくは、購入します。
流通や仕入などの折衝や社外とのコミュニケーションの機会はゼロにはなりませんが、営業職無し・もしくは少数で、商品が売れていきます。
その過程の分析、解析は人工知能が最も得意な領域です。営業職と言わず、少数精鋭 with AIで大きな商いが可能になります。
・営業マン1人の生産性があがる
特定の営業マンの仕事をセグメントして、業務ごとのAI代替の実用性を考えてみました。
AI化 | 業務 |
○ | 企画書の作成 |
○ | 提案の素案提出 |
○ | 見積作成 |
○ | 売上伝票処理 |
○ | 顧客分析・管理 |
○ | 商品在庫管理 |
○ | 営業報告/業績進捗 |
○ | 売上予測/予算作成 |
○ | 商談後のフォロー |
△ | 店舗オペレーション |
△ | テレアポ |
× | 訪問・商談 |
× | クレーム対応 |
一部、ほか職能かもしれませんが、大体営業マンがやることが多いと思います。
基本的に人と折衝するフロント業務以外はAI化が可能かと思います。
営業マンの仕事でバックエンドでの業務は結構多い。成果の出ない営業マンはよくそれを理由にしますね。
AIを取り入れて、バックエンドの作業を無くす。フロントでの人情とおもてなしを含んだ営業活動が量質ともに最大化する。
ITリテラシーの違いが、営業の成果に大きく起因してくると思います。
そうなると、成果の悪い営業マンは今以上に成果の高い営業マンとの差がでてきます。→ 溢れる。
AI技術を有効的に使う企業や営業マンが市場で勝ち、遅れた企業・営業マンが負ける。
今までもそうであったように、市場原理として、営業マンの仕事が無くなることはありえるかと思います。人間の敵は人間。
負けない為には、強烈な人情とおもてなし。そして、ITを活用した営業スタイルに変化していく必要性を感じます。
Kago