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【囲碁・人工知能】人類最強棋士「柯潔(カケツ)」が、人工知能 AlphaGoに敗れる。

 

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「2017年5月25日、中国の囲碁棋士・柯潔とグーグル傘下のDeepMindによる人工知能(AI)「AlphaGo」の第2戦の最中に開かれたプレス向けセッションで、開発リーダーのデイヴィッド・シルヴァーは、こう語った。その後、試合開始から3時間ほど経ったタイミングで柯は投了し、AIの勝利、そして人類最強の棋士の敗北が確定した。」

 

 

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2017年5月25日に人類最強囲碁棋士VS人工知能(AlphaGo)との決着がついた。

みなさんの記憶にも新しいと思うが、去年の3月にイ・セドル9段 VS AlphaGo との対決があった。しかし、その当時の最強棋士が人工知能に負けてしまった。あの時よりもさらにレベルアップしたAlphaGo は、今回、柯潔(カケツ)棋士と対戦した。

柯潔(カケツ)棋士は、対戦前に「囲碁AIはイ・セドルに勝てても私には勝てない」と語っていたが、2連勝され負けてしまった。

 

柯潔(カケツ)棋士の今年のレートは3620。去年のAlphaGoはレートが3611だったので、学習能力を考えるとAlphaGoのレートの方が高かったかもしれない。実は、去年まではAlphaGOも囲碁のレート表に名前を連ねていたのだが、トップになってしまったため、それ以降はレート表から削除されてしまった。そのため現在のAlphaGoのレートは不明になっている。

 

ちなみに、AlphaGOのいなくなったレート表は下から見ていただける。

Go Ratings

nitro15.ldblog.jp

 

柯潔(カケツ)棋士も、AlphaGoの研究をして今回の決戦に臨んでいた。AlphaGoがよく打つ「三々」と呼ばれる手だが、逆手にとってその手を柯潔(カケツ)棋士が真似をして対抗した。黒の3手目が「三々」と呼ばれる場所だ。昔からある定石だが、最近打つ棋士は少ない。しかし、AlphaGOはよく打つ手だ。

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中国プロ棋士の樊麾(ファン・フイ)二段は「AlphaGoの手は『こことあそこに陣地を作ろう』というものではなく、最も使い勝手のいい場所に碁石を置こうとするものです。『どこに陣地を作りたいか?』ではなく『どうすれば全ての碁石の全ポテンシャルを引き出せるか?』というのが根本的な理論なのです」と語っています。

 

つまり、最終形になった時に最も効率の良い場所を常に計算しつづけていることがわかります。その計算の結果、三々を取るのが良いと AlphaGo は判断しているはずです。

 

現在の定石の常識を覆す大きな波が来ています。これは囲碁界でも話題になっており、三々が見直されることになりました。

 

将棋も囲碁も大好きな私ですが、定石が見直されるというのは、非常に意義深いものです。定石が定石ではない手を混ぜてくるなど、だれも考えていなかった事だからです。

人工知能にますます興味がわきました。

 

 

gigazine.net

 

 

今回の5月25日の棋譜の再現はこちらからどうぞ

AlphaGo China | DeepMind