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ムーアの法則が曲がり角を迎えた今、コンピューティングはどうなって行くのか

 

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ムーアの法則とは、より高いパフォーマンスとエネルギー効率を実現し、回路サイズも縮小しながら、約2年ごとにチップ上のトランジスタ数が倍になるという傾向として定義されている。かつては、それぞれの世代の半導体テクノロジーは、次世代のコンピュータチップを安くそして速くすることができるということに、疑いを抱いていなかった。

しかし物理学の法則を欺くことはできず、私たちは物理的に設定されたトランジスタの微細化の限界に突き当りつつある。それでも新しい半導体技術群が、まだ今後10年の間には更なる小型化と省電力化をもたらすだろう。しかしそのコストは増大し、速度に関してはこれまでのような改善は期待できない。

続く

 

 IMAGE : gettyimages

 

 

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確かにムーアの法則は、崩れつつあるもののエレクトロニクスに頼らない方法で、新しい革命が近いことも頭にいれておきたい。

 

まだ、知っている人はごくわずかだと思うが、「エレクトロニクス」が電気信号を利用した集積回路の技術であるならば、次世代を担う技術は、「フォトニクス」なのです。

 

「エレクトロン」が「電子」であるのに対し、「フォトン」は「光子」を意味する。

光子を使った新しい集積回路こそ、「フォトニクス」なのである。

 

ムーアの法則を、指数関数グラフのように突き抜けていってしまうくらいの技術である。といってもまだ実用化されているわけではないので、遠い未来に期待するしかないのであるが、この技術と量子コンピューターが汎用化された世界を思い浮かべると、今のこの時代のパソコンが、ブリキのおもちゃか蒸気機関車のように感じてしまうくらい、未来の子供たちはびっくりするだろう。

 

我々が今使っている通信技術や、回路制御などがまったくもって変わってしまうほどの力が「フォトニクス」にはある。

 

待ち遠しい未来。そこまで生きていられるか?未来をちょっとでも覗いてみたいですね!

 

 参考記事

wired.jp

 

 

 

jp.techcrunch.com

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